採用コストを半分に： ソーシャルメディアを活用する
50% reduction on recruitment costs: how social media became my best friend
採用コストを半分に： ソーシャルメディアを活用する
http://www.hrmagazine.co.uk/hro/features/1019381/-reduction-recruitment-costs-social-media-friend
A survey by SimplyHired found that more than half the country's jobseekers now use social media to assist them in their job searches (31% of the sample specified LinkedIn). And a similar report published by Comscore estimated that of the 36.9 million UK Internet users, 29.4 million visited at least one social networking website.
SimplyHiredの調査によると、アメリカの求職者の半分が仕事探しにおいてソーシャルメディアを使っているとのこと(31%がLinkedIn)。そしてComscoreによる同様のレポートによると、イギリスのインターネットユーザー3690万人のうち2940万人が一度はソーシャルネットワーキングのウェブサイトにアクセスしている。
このブログではちょっとテクノロジー寄りの人事トピックをご紹介していますが、私も人事情報をブログやTwitterを通して収集しているせいか、やたらとソーシャルメディア関連の記事を目にします。日本でもご存知ライブレボリューションの増永社長によるTwitter就活が話題になりましたが、求職市場全体への浸透力としては欧米のほうが先を行っているようです。
RS Componentsという電機・メンテナンス機器の会社の採用を担当しているJon Hull氏によると、会社は順調に成長しているものの、
Our own internal research revealed that recruitment for senior and executive appointments (£50,000 + income) cost over £350,000 per year using conventional recruitment methods.
That equated to nearly two thirds of our total recruitment budget. So although we greeted the upturn with excitement, we also needed to ensure that any spending we embarked on was approached cautiously, seeking value for money and maximum efficiency. We needed to find another way.
独自の内部調査によると、取締役や役員などの上層部(年収680百万円相当、1ポンド135.9円で計算、以下同様)を採用するのに、従来の採用方法では年間4,760万円ほどかかっていた。
その額は採用予算の2/3を占めており、業績の好調は喜ばしかったものの、他の採用方法により効率性を最大化する必要に迫られた。
その過程で"world class employer brand"(世界クラスでの雇用者ブランド)として認識されるためにソーシャルメディアを使用することとなり、通常の掲示板以外に、主にLinkedinを使用した採用を開始した。(ちなみにOracleは昨年99.8%の採用がソーシャルメディア経由だったとのこと！) その結果、
During the 12 months to August 2010, of the 51 senior openings we had, 35 were filled through social media. The average cost per hire was only £714. Compare this to the cost of those recruited via traditional methods over the same period - £7,500 per hire - and it's easy to see how the savings stacked up.
2010年8月までの12ヶ月間で、51の上級管理職の求職案件に対し、35の案件がソーシャルメディアによって満たされた。採用にかかる平均的なコストはたったの97,000円にまで落ちた。従来の方法での採用と比べると―1人あたり102万円だった―どれだけ削減できたかがわかるだろう。
さらに、エージェントや広告費用などを含め、結果的に50%以上削減できたことに加えて、ソーシャルメディアを使用することによって、候補者の選定などについても効率化が図られたという。ラインマネージャーレベルで候補者1人あたり4時間、採用チームにおいては候補者1人あたり7時間の削減を達成。
加えて、金額的なメリットだけでなく、ソーシャルメディア上のグループ、フォーラム、プロファイル機能が、企業のコミュニケーションやマーケティングをもっとポジティブに進められるようになったとのこと。
なかなか投資対効果まで語られることは少ないソーシャルメディアによる採用ですが、導入を考えておられる企業の方は、ぜひこの記事をベースに経営陣を説得くださいませ！
※ところで当社も採用をやっております！(ソーシャルメディアではないですが。。。)
新卒採用はこちらから http://goo.gl/BaQNo
※次回の更新は5/9(月)の予定です。5/6(金)はお休みをいただきます。
Again, have a wonderful holidays!