Googleタスクとスマートフォンがタスク管理に最適な件
»
皆さんはToDo管理にどの様なツールを使っているでしょうか。タスク管理の方法は人によって千差万別で、付箋を使う方法やエクセルを使う方法、モレスキンノートを使う方法などいろいろな手段が考えられ、実践されています。
僕も過去にはいろいろなタスク管理のやり方を試し、手帳に書き込んだり、メーラーの自由スペースに書き込んだり、Excelにマクロを仕込んで頑張ってみたりしてきましたが、試行錯誤の末、現在採用しているこれまででいちばん効果的な方法が、このGoogleタスク&スマートフォン方式です。
Googleタスクとは?
知らない人は知らないGoogleタスク。これは「ToDoリスト」と呼ばれていて、Googleカレンダーの中に補助機能的に配置されているタスク管理ツールです。
このように、画面の右端の方に「スペースが余ったから入れてみました」みたいな扱いで配置されています。こんなGoogleタスクですが、実は大変優れたタスク管理機能を持っているので、もっと注目してあげましょう。
Googleタスクを使ってみるなら、最初にGoogleカレンダーのオマケ的な存在ではなく、タスク管理の主人公として扱ってあげる事が重要です。方法は簡単で、Googleタスクに次のURLからアクセスすればいいだけです。
するといままで虐げられていたGoogleタスクはカレンダーの隅っこから解放され、独立したアプリとして表示されるようになります。
ほら、この開放感。僕のようにGoogleタスクがタスク管理のメインになっている人間には余計な情報は邪魔なだけ。常にタスクの一覧とだけ向かい合う事で、仕事の効率も上がります。
タスク管理の使い勝手
さて、肝心のタスク管理ですが、Googleカレンダーの派生サービスだけあって、Googleタスクにはキビキビとした動作感、ドラッグ&ドロップなど、Googleカレンダー譲りの使い勝手が実現されています。個人的にはもともとタスク管理に高度な機能を必要としないので、ブラウザーでこれだけ動いてくれれば特に文句はありません。
設定面でのコツは、ソート順を「自由に並び替え」にする事。「日付順」は日付ごとに分類されて便利ですが、タスクをドラッグ&ドロップで並び替えできません。「自由に並び替え」になっている場合は、タスクの左端の部分をマウスオーバーすると、つかめそうな感じのバーが表示されますので、そこをつかんでドラッグ&ドロップできます。
ただし、ソート順を任意にすると日付ごとにタスクを自動分類してくれなくなり、日付ごとの「区切り」が無くなってどこまでが今日のタスクなのかがわかりにくくなりますから、勝手に「--------」というタイトルのタスクを作成して区切りに使っています。また、GoogleにつきもののスターがなぜかGoogleタスクには無いので、重要なタスクには手打ちで★記号をつけて対処しています。
こうやってみると結構運用でカバーして使っているところもありますね。
タスク管理は脳と直結しているべき
このように便利に使えるGoogleタスクですが、これだけでは「今までで最高のタスク管理」にはならなかったでしょう。Googleタスクを最高のタスク管理としているのは、スマートフォンからの操作が可能である事です。
Excelやテキストファイルでのタスク管理は、パソコンを開いている間は便利なのですが、外出すると途端にタスクにアクセスできなくなるという問題がありました。仕方が無いのでタスクリストを印刷して、新たに発生したタスクは手帳に書いて帰ってきてからExcelに書き写すなどしていましたが、僕はそんな作業が常に不満でした。
タスク管理を 「管理」 しないといけないなんて、なんか矛盾してます。僕はタスク管理が脳と直結しているような利便性、感覚を求めていたのです。
そして辿り着いたのがGoogleタスクと「GeeTasks」を組み合わせる事。GeeTasksはiPhoneのアプリですが、これがまた素晴らしい出来栄えで、Googleタスクをネットのどこかから僕の手元まで引っ張ってきて、脳と直結する役割を果たしてくれています。
GeeTasksの使い勝手
GeeTasksのいい所は、ネットに繋がっていない「オフライン」の状態でも使えるところです。つまり地下鉄を移動中でも、電波の繋がらない高速のパーキングでも、思いついたタスクを登録出来ない事はありません。もちろん、オフラインで登録したタスクは次の接続の際に自動で同期してくれます。
また、iPhoneのアプリだけに、タスクのドラッグ&ドロップによる並べ替え、スワイプによるタスクの削除など、操作も体感的で、気持ち良いとさえ言えるレベル。
ソート順やタスクリスト等、Googleタスクの機能は完全に再現されていますし、メニューはもちろん全て日本語。最新のバージョンでは新機能の紹介までも日本語で表示されるようになって、日本市場にも力を入れてくれている事が感じられます。
まとめ
GoogleタスクとGeeTasksの組み合わせは、僕の中ではタスク管理の「完成形」と呼べるほどのものになっています。タスク管理に不満が無くなったのは人生で初めてです。あとはラベルがあればタスクを分類するための切り口が増えて便利だろうと思いますが、タスク管理のリストを複数作成することもできるので、今のままでも十分です。
SaaSのサービスですのでセキュリティ面での心配も少しありますが、Googleタスクの通信はhttpsですし、GoogleAppsは企業でも使われていますから、特に問題は無いでしょう。気になるようでしたら会社名などはイニシャルで登録しておくと良いと思います。
僕のようにGoogleタスクを愛して止まない人がどのくらいいるのか分かりませんが、気が向いたらGoogleタスクとスマートフォンで、タスク管理を脳と直結する感覚を味わってみてください。
SpecialPR