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元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。

自動車業界の下克上:FiatのSergio Marchionne氏から目が離せません

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クライスラーがChapter 11を申請した後も、イタリアの自動車メーカーFiat による買収の可能性は依然存在している。

それに加えて、Fiat社のCEOであるSergio Marchionne氏は、GMのヨーロッパ部門OPEL買収に意欲を見せ、5月4日、政府ローンの保証を得るためドイツ政府を訪問中だと、BBCが伝えていた。現時点でどちらの買収劇も結末は未定だが、世界需要低迷の中で、Marchionne氏の積極的な動きが目立つ。

BBCの記事にもあるとおり、Fiatは、5年前にはGMに買収されるかも知れなかった。Marchionne氏がCEOに就任した2004年、Fiatは赤字を垂れ流し、イタリア国内の市場シェアも52%から38%へと低下、倒産の危機に陥っていた。それが、2006年には黒字化し、5年ぶりの復配を達成

イタリア生まれでカナダ育ちのMarchionne氏。自動車業界での下克上をどう実現していくのか、しばらく目が離せません。

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