オルタナティブ・ブログ > 佐川明美の「シアトルより愛を込めて」 >

元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。

ハンコの効用... 生花のお稽古で

»

生け花のお稽古4週目も無事終了。意外にも、日本のマイクロソフトに勤めている時に会社が作ってくれた、「佐川」と入ったシャチハタのハンコが、今頃役に立っている。

草月のテキストブックには、最後のページに、各レッスンの番号が並んだカードがついている。例えばレッスン1を終了したら、履修した証拠に、番号「1」の上に先生のハンコを捺していただくのだ。何だか幼稚園の出欠簿みたいでしょ。でもこのハンコが、多分平均年齢40歳は下らない私の生徒さんたちのモチベーションを、驚くほど高く保っているのだ。

先週仕事の都合でお稽古を休んだLさんは、今週は少し早めに来て、前のお稽古の課題を活け始めた。そしてハンコを2レッスン分もらい、他のみんなに追いついた。彼女、シアトルで輸出入通関を代行する会社を経営していて、数年前にはシアトルの"Woman Business Owner of the Year"にも選ばれた人なのだけれど、ハンコをもらった時のはしゃぎようはまるで子供のようだった。

好き嫌いや向き不向きはあるだろうけど、なるべく多くの生徒さんが最後のレッスンまでハンコで埋め尽くしてくれるといいな。何よりも、ハンコ、捨てないでおいて良かった!

Comment(2)