東京を "旅" する...永青文庫
九ヶ月ぶりの日本。月例ミーティングに初めて参加。ばんちょーさんやオルタナ・ブロガーの方々ともお目にかかれて光栄です。
Think like a travelerを、短いながら日本滞在中に実践してみようと思い立った。母国とはいえ、実は未知の部分がほとんど。あたかも初めて訪れた国のように、ガイドブックやサイトを調べて、自分の興味をひく場所を"旅"してみる。
まず最初に足を運んだのが、永青文庫。ウェブサイトには、下記のような紹介が載っている。
永青文庫は、今は遠き武蔵野の面影を止める目白台の一画に、江戸時代から戦後にかけて所在した広大な細川家の屋敷跡の一隅にあります。...
(細川)家に伝来する歴史資料や美術品等の文化財を管理保存・研究し、一般に公開しているのが永青文庫です。ここには欧州貴族にも優る七百年余の細川家の伝統が静かに息づいています。...
昭和25年、斯界に著名な侯爵16代護立公によって、細川家に伝来する文化財の散逸を防ぐ目的で財団法人として設立されました。...
昭和47年から一般公開を始め、翌48年に博物館法による登録博物館となり現在に至っています。因に現在の建物は旧細川侯爵家の家政所(事務所)として昭和初期に建設されたものです。...
バス通りを右に折れると、都会とは思えない静寂が始まる。看板を頼りに進んでいくと、緑濃い中に永青文庫が現れる。
冬季展 「源氏千年と物語絵」をやっていた。ガラスケース越しに見える絵巻物はほんの一部に過ぎないが、人物の表情、装束の詳細が生き生きとして眩しいくらい。一度でいいから、描かれてから3 - 400年は経つこの絵巻物を広げて、最初から最後まで通して鑑賞してみたい。