ギリシャ旅行記 2: 胡錦涛国家主席のギリシャ訪問
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アテネの市街の交通渋滞がひどいと思ったら、ちょうど中国の胡錦涛国家主席がギリシャ訪問中だった。
胡錦涛氏はG20に出席し、さらにコスタ・リカ、キューバ、ペルーをめぐった後にギリシャに到着した。アテネ郊外のPiraeus港と中国海運大手のCoscoとの35年に渡る利用契約の調印式に出席するのが、今回の主な訪問目的だったようだ。
この契約で、Piraeus港はEUおよび東欧における中国貿易の窓口としての地位の獲得を、Coscoは欧州貿易の拡大を、それぞれ目指している。
かつて池田首相は、フランスのド・ゴール大統領に「トランジスタセールスマン」などと揶揄されたとかいうことを記憶しているが、リーダーによるトップセールのどこがいけないのだろうと思う。胡錦涛氏も、国家のリーダーとしてなすべきことをちゃんと果たしているんだと、感心した次第。
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