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【最新データ】AWSの成長が止まり、ユーザ評価でAzureがAWSを抜く。 Azureが一位になる日も近い

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先日、以下のデータが公開されました。

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https://seekingalpha.com/article/4075325-microsoft-makes-azure-affordable

2016年~2017年のシェアの推移をまとめたものです。

一言で言えば、AWSの伸びが止まり、Azureが大きく伸びた一年だったということです。

そして、その背景にあるユーザ評価でも当然、AWSの評価をAzureが上回りました。

その詳細は以下の記事をご覧ください。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1705/24/news018.html

そもそもAzureがAWSの後塵を拝してきた理由は出遅れたことと性能・機能差があったことが主な理由だったと思います。

しかし、ユーザ評価がAWSをAzureが上回った時点で、Azureが一位になるのも時間の問題になったと考えても良いような気がします。さらに、AWSとAzureには戦略的な差があると思います。

AWSはパートナーシップを絞り、直販がメインです。つまり1社独占思考の戦略展開になります。これは成功しても、スケールしません。一方Azureはパートナーシップがベースにある戦略なのでスケジュールしやすく、もともとマイクロソフトはパートナーシップが強い会社です。さらにクライド上で提供できるメジャーなクラウドアプリを多く持っているので、戦略上使える駒が多いのもマイクロソフトです。

よって、クラウドサービスの市場展開は以下のようなシナリオになる可能性が高いと考えています。

1.AWSが市場先行し、機能と性能で独走し、創成期市場を制圧した

2.Azureが機能・サービス、パートナー支援を強化し、シェアでAzureがAWSに迫る

3.クラウドの普及とともに市場が広がり、これから使用する顧客層はAWSの機能と性能がオーバースペックになり、サービスが良く、パートナーの推薦もあってAzureがAWSに並び、抜く。

将来のことは分かりませんが、ほぼほぼこうなるような気がしてなりません。

もう完全にマイクロソフトの得意な後半追い上げ型になってます。

これが正しいかわかりませんが、20代30代と15年間マイクロソフトの競合の事業・マーケティング責任者だった私はそう思ってます。外れたらごめんなさいね。でも、たぶんそうなります。

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また私の近況は「吉政忠志」で検索されると大よそみえてきます。

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