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ETロボコンチャンピオンシップ大会開催.今年は完走率52.5%.南関東地区が表彰台を占拠!!

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D_3  12月1日からパシフィコ横浜で開催されていますET2010(組込み総合展示会)で,ETロボコン2010チャンピオンシップ大会が開催されました.
 今年一年の締めくくりとして,全国10地区から地区大会上位の40チームが出場するこの大会ですが,今年もかなりハイレベルな戦いとなりました.
 チャレンジャブルな競技があふれる大会の結果は下表のとおりです.

コース INコース OUTコース
競技参加チーム数 40チーム 40チーム
棄権チーム数 0チーム 0チーム
完走率 52.5% 52.5%
最速タイム 41.1秒 40.4秒
最小リザルトタイム -48.1ポイント -127.8ポイント
難所ポイント取得チーム数※1
()内はポイント取得率※2
中間ゲート 36チーム(90.0%) 33チーム(82.5%)
シーソー通過 --- 27チーム(67.5%)
シーソー1秒停止 --- 2チーム(5.0%)
階段通過 --- 19チーム(47.5%)
ミステリーサークル通過 20チーム(50.0%) ---
ガレージイン 10チーム(25.0%) 6チーム(15.0%)

※1:難所ポイント取得チーム数は,難所を完全に攻略した回数ではなく,難所の途中でリタイアしてもポイントを取得した場合は1回とカウントしてます.
※2:ポイント取得率は,競技参加チーム数に対するポイント取得チームの割合を表します.

 今年はなんといっても新たな難所が多数存在し,それらを如何にクリアするかが見ていても楽しかったです.中でも,地区大会ではどのチームも達成できなかったシーソー上停止を3秒から1秒に短縮して果たして達成するのか?に注目が集まりました.前半は残念ながらどのチーム達成しませんでしたが,後半に「こっぺぱん♪」,「SAGA組込ソフト研究会」の2チームが見事達成しました。すばらしい!一気にボーナスポイント80ポイントを取得し,リザルトタイムは初のマイナス3桁を達成しました.なお,今回のシーソー上停止の1秒検知は,南関東地区大会で作成された「しーそー君」という電子回路で作成され,1秒以上シーソーの両端が浮けば真ん中のランプが光るという仕組みです.今大会で点灯する場面が見れてよかったですね~

B C F

 さて,このチャンピオンシップ大会を見ていて,関西地区大会と比べ,ガレージインの成功が少なかったなあというのが印象です.実際のガレージイン成功率を確認すると下記のとおりとなりました.

  INコース : 21チーム中10チーム(47.6%)
  OUTコース : 16チーム中6チーム(37.5%)

 ガレージインに挑戦し,IN,OUTトータルで43.2%しか成功していない結果となりました.結構,ガレージの周りの壁に接触しているチームがほとんどでした.
 最終的に総合部門を制したのは,なんと1位から3位まですべて南関東地区のチームでした.素晴らしい快挙です!今年の南関東地区は,地区独自企画もたくさん実施されていましたのでその成果が実ったのかもしれませんね...私が担当の関西地区は残念ながら今年も入賞できず残念でしたが,みなさん最後まで果敢にチャレンジされていましたのでぜひ来年は上位を目指しましょう!関西地区実行委員会としても,引き続き皆様のサポートを実施していきます.

 今年のETロボコンに参加したみなさま,運営等関係者の皆様,一年間ご苦労さまです.来年も新しい難所が増えるかもしれませんが,ETロボコンで楽しみながら,スキルアップしていきましょう!!

【参考】
・ETロボコンチャンピオンシップ大会の表彰結果
http://www.etrobo.jp/2010/taikai/championsip.php#kekka

A E G

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