オルタナティブ・ブログ > UX ~ユーザーエクスペリエンス~ >

ライバルより一歩先を目指す人に送る次世代Webテクニック

オープンソースのSNS事情

»

朝会社に来てまずする事は、http://freshmeat.net/  このサイトのRSSフィードを斜め読みして、面白そうなプロジェクトを見つけたらURLをお気に入りに入れておく事です。
このサイトは、その日にソースコードがアップデートされたオープンソースのプロジェクトを紹介するだけのサイトなのですが、最新の情報をキープするのには便利です。

もう一年位やっている習慣なので、最近のオープンソース事情にはかなり詳しくなって来たと思います。そこで今日は所謂SNSと言われるオープンソースプロジェクトを紹介したいと思います。ちなみに国内の物は有名なのであえて紹介しません。

http://www.barnraiser.org/demos/aroundme_0_7_2/aroundme/
SNSとWikiを合体させたシステムです。デザインはいまいちなのが難点ですが、逆にシンプルで良いかもしれません。機能もちょっと初心者には理解するのが難しいものがあるので、シンプルなデザインも含めてGeek向けのシステムと言えます。

http://elgg.org/
学校向けのSNSです。Mixiみたいな閉じた物ではなく、MySpaceのように個人のページが誰からでも見れるようになっています。

http://peopleaggregator.com/
かなり、前衛的な機能が盛り込まれたSNSです。デフォルトで誰もが自分のSNSを持てるようになっています。so-netのSNSホスティングに近いイメージでしょうか。さらに、OpenIDに対応していたり、FlickrのIDでログインできたりと他のサービスとの融合するように設計されています。

http://mugshot.org/
これは、大御所RedHatが作っただけに凄い事になっています。
基本はMySpaceに近いSNSです。Webインターフェースももちろんありますが、メッセンジャーライクなアプリケーションも付いていて、IMとして使う事ができます。ただ、インストールは結構複雑で、レンタルサーバーにインストールして気軽に使うような事はできません。Mixiのイメージで固まってしまった日本のSNS業界に一石を投じるにはこのくらいインパクトがあった方がいいかもしれませんね。

SNS業界、新しい物好きな自分にとってはちょっと熱が冷めてきた感じですが、現在はOpenPNEを使った構築ラッシュの状態と言ってもいいと思います。プロジェクト単位でのBtoBサイトを見ると分かります。
第一ラウンドはMixiの一人勝ちですが、既に会員800万人を超えて匿名でやろうと思えば誰でも出来る状態です。
第二ラウンドの勝者になる近道として、上記のオープンソース製品を利用するのもいいかもしれませんね。

Comment(0)