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ベンチャー企業の成長について、現場で思うこと

「つまんない」って記事がおもしろかったりするブログ

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RTCカンファレンスの告知文から始まった騒動は、各所で意見が述べられていますが、なかでも「つまんない」って記事がおもしろかったりするブログは、秀逸だと思いました。現場重視の筆者としても、論評だけでなく現実的に何ができるかを考える姿勢は素晴らしいと思います。

「私もスパムトラックバックや自動生成ブログにはうんざりしています。でも、それは私一人がうんざりしていればいいんだろうなあ、と思い、毎日ひたすら削除したりフィルタに登録してとりあえずBlogPeople上では見えないようにしています。もちろん「いたちごっこ」なので毎日新しいうんざりするものが誕生してくるわけですが、何もしなかったら何も始まらないのでとにかくひたすらやっています。」
このオルタナティブ・ブログは、事務局の方で掃除して頂けるので助かっていますが、ゴミを出す人に文句を言っているよりはゴミ拾いをすることが大事だと思います。我が家だったり、自分の分身だと思うと、読んで頂く方に不快な思いをさせないことは、何よりも大事なことだと思っています。別のブログでは、こまめに掃除をしています。

「とにかく、今できる範囲で何かやる、というのが重要だと思うのですが、それは上原さんの場合は人を集めて議論することではなくてコンピュータシステムを使ったものなんだろうと思います。」
Newsingでやれることを考えるのが出発点だと思いますし、人を集めて意識を高めることもオマケでやればいいと思います。

「新しいブログを読むたびに「おもしろいなあ」と思っています。そこには人がいて生活があって何かしらのメッセージがあります。そういう人たちがブログを止めずに続けていくために自分は何ができるんだろう、というのを考えたりしています。」
読者としての筆者も同感です。学校の同級生とか素性が分かった人の日常も面白く、全く未知の人の考えに触れることも刺激を受けます。マスコミで語られる集約された日本人像なんて、どこにいるのだろう?、と思いますし、庶民とか一般市民とかで括られて考えを代弁されると、違和感を抱くことがほとんどです。

「ブログなんとかしたいんだったらとにかくなんか書かなきゃ。止めちゃだめですよ。おもしろい、おもしろくないを判断するのは自分じゃなくて読者ですからね。上原さん、がんばってくださいね。」
一人一人が、面白いブログサイトを継続していくことが、ブログの世界を面白くすることにつながると思います。割れ窓理論を持ち出すまでもなく、きれいにしていることが、最大のSPAM対策だと思います。

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