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ベンチャー企業の成長について、現場で思うこと

若者への過剰な期待

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古くは紀元前からあったと言われる、「近頃の若者は・・・」に関して、とても参考になりました。
「指示待ち」社員は誰のせい?

「自立性・自律性は繰り返し明確なDo & Dont'sを徹底された後に励行できるもの。それなくしていきなり動き出されたら、どんなトラブルが待っているかわからない。」
確かに、ルール自体が変わる中で自立性を発揮されたら、収拾がつかなくなります。指示を待つのは、賢明な部下とも言えます。

「今日の変化の激しいビジネス環境の中、経営層から発せられる方針を、ミドルが十分咀嚼できず、ワンタッチもせずに下に落とし込む姿だ。経営方針に準じた”粒度”の大きい話では現場は動けない。」
いわゆる丸投げでは動けない、ということで、それはそうだと思いますが、フラットな組織ではミドル自体が存在せず、プレーヤーを兼ねていることも多いので、咀嚼は(若者を含む)社員個人で行う必要がありそうです。

「「指示待ち」を批判することは即ち、自らの業務不履行を公言しているようなものである。」
原因自分論に基づき、現状の改善に向けては、自分でできることに目を向けた方が生産的なのでしょう。

失望感は、期待感とのギャップで生まれるので、過剰な期待をしない基本姿勢が重要かな、と思います。豊かな時代に育っている分、最近の若者は、知識レベルも高く、素直な性格の方が多いと思います。反面、貪欲さに欠ける面があるようにも思いますが、それはそれでいい面もあるように思います。若いうちは、きちんとした価値観を持つことが一番重要で、常に自分にとって何が重要か、自分の社会的使命は何か、ということについて、仕事を通して学んでいくことが欠かせない、と思います。

参考
「やればできる」上司と「自己実現」部下の断絶

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