「わからない」という経営
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日頃から「「わからない」という経営論」を主張している筆者としては、ニフティ和田社長のインタビューはとても共鳴しました。
「訳が分からないことをやらないと勝てない」――ニフティ和田社長
「どのサービスが収益を上げそうか、どんなビジネスモデルが最良かは「やってみなきゃ分からない」という。「簡単に芽が出る商売は簡単にだめになる。すぐに収益にはならないだろうから、積み上げていくべき」」
わからないからこそ、やってみる。愚直な足し算が重要である。
「新サービスの構築・育成とビジネス展開とを同時に追いかけるのは難しいと見て、まずはサービス構築と集客に力点を置く。「集客と収益の2つの課題を同時に与えて達成できるほど、熟達した組織だとも思ってない」」
収益を考え過ぎると、わからない事が出来なくなる。Mixiもモバゲーも儲かるとわかっていたから、やり始めた訳ではない。大事なことは、仮説検証のスピードをあげること。わからない事をやるのだから、見切りも早くつけなければならないし、リスクをコントロールする必要がある。
「「楽しさを10倍にしろ」」
イノベーションには、高い目標設定が必要である。2倍や3倍なら、同じやり方で改善を積み重ねれば出来るかも知れない。しかし、10倍となると、やり方を変え、やっている人の意識改革が不可欠になる。外注先を本当に育てるには、50%の値下げ交渉が必要だ、という考えにもつながります。
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