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2012年に日本で売れた!DLされた!iPhoneアプリのまとめ

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今年も年末の発表がAppleよりあったので、久々の分析結果をブログに投稿します!

※ネット上では@trendism (トレンドイズム)などと名乗っています。

2012年に日本で売れたiPhoneアプリのまとめ
+2011年のアプリ動向との比較

毎年恒例の年末になるとAppleより発表される「App Store Best of  2012」(Best100のアプリが分かるAppleの特集)ですが、今年も公開されたので、昨年の2011年度と比較しながら分析してみました。iPhoneアプリビジネスを展開する方の、お役にたてれば幸いです。

1.売上トップデベロッパーのランキング

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まずは、今年1年で、どこの会社がiPhoneアプリで稼いだのか?という視点で分析してみました。
売上Best100のアプリの提供元会社をカウントした結果。ランクインしているアプリを一番保有している会社はGREEさんでした。
次いで、5本ランクインしているバンダイナムコゲームスさん、次いで4本ランクインしている会社が、弊社含め何社かあるという結果でした。

ランクインしているアプリ本数より、想定の売上規模でのランキングはどうなのか?という視点でも分析してみました。
分析方法としては、弊社のランクインしているアプリが、うまく順位的にもバラけていたので、各アプリの想定の売上規模がなんとなく分かりましたので、結構、精度は高い方だと思います。
その結果、パズドラを持つガンホー・オンライン・エンターテイメントさんはじめ、エイチームさん、アプリボットさん、Klabさんなどが、ランクインしているアプリ本数は少ないものの、売上としてはランキングで上位に上がってきました。
もちろん、あくまで推定なので売上予測数値は控えますが、上位会社になるほど売上規模も大きく違い、10位以降あたりから非常に混戦したロングテール的な曲線を描く形にキレイになっていますね。


2.売上Best100アプリのカテゴリ分析

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次に売上Best100にランクインしているアプリのカテゴリを分析してみました。
もちろんゲームが多いのは分析する前から分かる話でしたので、昨年の売上Best100のアプリのカテゴリ状況と比べてみました。
結果、ゲームのシェアが69%から82%と、ますますゲームアプリのシェアが増えているのが、顕著に分かります。
内訳を見ていくと、やはりソーシャルゲームが多数入ってきているのが分かります。ゲームカテゴリ以外で目立つアプリとしては、スタンプ販売で今年、巷を騒がせた「LINE」。月額課金をうまく導入している、クックパッド、AKB48などのアプリがランクインしているのが特徴的です。


3.売上Best100アプリの価格+提供企業分析

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価格についても、無料で提供してアプリ内課金形式が、多いだろうと分析する前からわかっていたので昨年の売上Best100のアプリの価格状況と比べてみました。
やはり、更にフリーミアム形式になってきており、実に90%以上アプリが無料でまずは試してもらうという形式になっています。

また、世界で有名な、あのAngry Birdsですら国内でのBest100に入ってこないという結果も少し気になったので、提供企業が海外系企業なのか国内系企業なのか(少し曖昧な企業もあります)を分析してみた結果。
昨年では32社近くいた海外系企業が、今年は3社と、非常に減ったのも傾向としては認識しておきたい内容です。
日本のソーシャルゲームが本当に増えたという結果です。


4.売上、無料アプリBest100の容量分析

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アプリ容量の分析も行ってみました。ソーシャルゲームが増えたので容量が少ないアプリが多いのかと思う部分もあったのですが、ここは予測とは少し違い、容量については2極化してきているのが顕著に表れています。
もちろん昨年まで20MB以上のアプリはwi-fiでダウンロードを促すという制限があり、それが50MB制限に緩和されたという背景もあると思いますが、クオリティを高めるアプリと、ソーシャルゲームなどに多いガワネイティブといった、従来のブラウザゲームをアプリでつつんだ"ガワだけアプリ"という容量が少ないゲームアプリに別れて来ているのが現状です。
ダウンロードが多い無料アプリについても、容量が少ない傾向はあるモノの、売上上位アプリだけでなく昨年より容量が増えてきている傾向があります。


5.無料アプリ上位デベロッパーのランキング

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上位無料アプリを提供するデベロッパーを分析してみた結果、気になる傾向としては、BeeworksGamesさんのなめこの人気な部分はやはり見て取れます。なめこキャラによるシリーズ化展開は、今年も人気でダウンロード数を稼げた模様です。
また、何かと話題になったNAVERさんのLINE関係のゲームも、年末近くの展開であったにもかかわらず。圧倒的なLINEユーザーへのリーチを元に、ダウンロード数もすごい量を獲得したのが分かる結果です。
その他に気になった事としては、有名どころのパズルゲームが去年に比べてランクインしてきていないところ、これは、やはりパズドラ効果もあるように思います。
あと、普段、ランキングを見ると何かしらのアプリがあるぐらい有名なサイバーエージェントさんグループのアプリが、意外にランクインしていないというのも個人的には驚きでした。
ガールズトークなどは4ヵ月で250万人といったニュースもあるのですが、どうやら12月にダウンロード数が伸びている模様なので、アップルのApp Store Best of 2012の集計期間は11月後半ぐらいまでで集計?しているっぽい??などの傾向も分かったりしました。
その他のアプリのDL数関連のPRリリースも調べてみると、今年は、1年でだいたい150万DLを稼げばランクインした模様です。


6.無料Best100アプリのカテゴリ分析

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無料アプリBest100のカテゴリ別で比較してみた結果、昨年よりゲームアプリが減って、ユーティリティアプリが多くダウンロード数を稼いでいる事は、確かに気になるのですが、それだけ健全なマーケットに、なりつつある傾向もあるのかな~と思ったりもした傾向でした。
売上という意味では、ゲームアプリになるのですが、より人にリーチするビジネスを考えるとなると、ゲーム以外のアプリでも可能性は広がってきているようには感じます。


7.アプリ数全体の傾向と変化

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もちろん、アプリ数は着実に増えています。特に無料アプリが増えているのは、前述もしていますがフリーミアムモデルのアプリが増えているのは、この分析でも分かります。
傾向としては、写真/ビデオ系、ビジネス系のアプリが特に増えています。メディカルやヘルスケア/フィットネスも高いので、iPhoneの使われる用途が変わってきているのも感じる話です。
特に今年は、大きく写真系のアプリが増えているのが特徴的です。
Facebookなど写真共有の機会が増えてきていたり、Instagramなどの写真加工の機会が増えた1年だったのだとも、あらためて感じる結果です。
ユーザー行動の変化は、大きくアプリビジネスにも影響することを感じる結果です。


8.今回のBest100の特集を客観的に見て

最後に、昨年のBest100の特集と比べて、違う見せ方の部分には、アップルの意向も感じる部分はありました。
今年は特集的に、新しいソーシャル、写真/ビデオのマジック、友達と一緒になど、売上やダウンロード数だけでは、上位に来ないかもしれないがアップルとして推薦したいアプリがフィーチャーされる量が増えるなど、彼らがどういうアプリを薦めていきたいのか?ゲーム以外のアプリも、より多くの人にリーチできる可能性が広がってきているのを、ここでも感じる特集でした。


以上、長くなってしまいましたし、あくまで傾向ですが、今年のBest100などを色々な視点で分析しまとめてみました。
iPhoneアプリの展開を行う上で参考にしてみてください。
引き続き、アプリのマーケティング情報なども分析したらまとめていきますので、今後も、よろしくおねがいしま~す!


でわでわ。


※引用など、どんどんして頂いて結構です。引用する際は、お声掛けして頂ければ幸いです。

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