「終わったことになってる」のに実は「終わってない」進捗管理
できるだけ、進捗管理の際には、タスクを細分化し、開始と終了の間隔を短くするようにしている。
そうしないと、経過の管理をするはめになるからだ。その経過を「作業項目」で刻むことができるなら、結局は細分化できるわけで、だからできるだけ細分化したタスクに開始/終了の期限を振って、進捗管理する。
そうすると、次の問題は、「本当に開始したか」「本当に終了したか」の確認だ。
「本当に開始したか」の確認は割かし簡単だ。その開始した時点で着手している作業の内容や状況を聞けばいい。それを聞いて納得感があれば、まあ余程巧妙に虚偽の申告をされない限り、大丈夫と思っている。
どちらかというと、「本当に終了したか」の確認は丁寧さが要求され、しかもいろいろ難しいことが多いのだ。
心情的にも、「終わりました」と聞くと、「そうですかー、お疲れ様デシタ。」となりがちで、現場が見た目頑張っている状況にあると、ついつい、詳細を確認せずに鵜呑みしてしまう。
しかし。
大規模プロジェクトになると、この「終わりました」は実に怪しい(苦笑)。
いろいろ細かいところで「終わったことになってる」ことも多いのだ。
結局、作業担当者の心理で考えると、
(後続に影響ないようにこっそりキャッチアップできるから、ばれることはないだろう。終わったことにしておこう。)
と「本当に終了したか」を確認しない限り、「実は終わってない」状態でそのタスクは管理表上、「クローズ」してしまうのだ。
ところが。
例えばその担当者が病欠したりして、キャッチアップする予定だった作業が追い付かなくなったり、別の箇所で仕様変更が発生したりしてキャッチアップ作業の内容や段取りが要変更になったりして、
「バレる」。(爆)
いや、本当は笑いごとじゃないんですけどね(泣)。でも、実際管理者としてその現場でそういう事象をみつけて担当者の言い訳を聞いていると、もはや情けないを通り越して、(そんなに巧妙に隠すくらいならその労力でもっと早く片付けるか、アラートをあげておいてほしかったヨー(涙))となり、そのうち「乾いた笑い」を表するしかなくなるんだよね・・・
こっちだって、謝るのは立派な仕事なんで、むしろ正直に、早めに状況教えてほしいんですけどね。そんなに信頼されてないのかね、ワタシ・・・(泣)