「荷が重すぎた」とは言うけれど・・・
大体いつも、面前にあるプロジェクトはどれも大変な状況にある。だから自分が呼ばれているわけで。ただ、自分だけで全て解決なんて到底できっこない。なので、帰属会社は別にして、常に複数の支援メンバーが適材適所に散らばって、もちろん相互連携をして、クライアントを支援する。
とはいえ、それぞれの役割、責務は結構さまざま。力量にマッチしているとは限らない。それでも相互協力して前に進めていく。
そして、時々、責務が重すぎて去っていく人も出てしまう。残念ながら。
気の毒な面も多い。口癖だが物事にゼロ100はない。当人にも問題はあっただろうが、プロジェクト側、周囲のステークホルダーにだって責任もある。
あるとき、「荷が重すぎたね」って慰められた人がいた。相当に忸怩たる思いだっただろう。荷が重いって言われた人はむしろ「能力が足りない」としか感じないだろう。悔しいに違いない。自分だって体験がある。もっとも、自分の時はまだそこそこ若くて粋がっていたので、「あーハイハイ、慰めていただいて、ありがとうゴザイマス」くらいにひねくれていたが(爆)。
とは言うけれど、
やっぱり、アサインする側にも問題があるわけで、他に代替人材がいないので「荷が重い」ことを承知でアサインしているのか、それとも読みが甘くて「荷が重い」アサインに気づかず承認してしまったのか、あるいはアサインされる当人が見栄を張っていて「荷が重い」現場に自ら飛び込んでいったのか、状況は様々だ。そして、当然、プロジェクトにはその後ダメージが残る。
それをレスキューする仕事が自分にふってくる。現場は大助かりだ。だって燃え盛る火の車状態だもんね(苦笑)。撃てば当たる。問題だらけだから毎回毎日、何等か貢献できる。
ただ、支援する立場としては、少々虚しい・・・