ビジネスコミュニケーション上の言葉には、必ずそれが直接示す意味以外に何かの「真意」がある。そして、その言葉に直接対応することの先に待つ「次の一手」を読んで対応していくことで、期待された要求スピードで期待品質のアウトプットが出せるということだ。
長々とタイトル書いてしまったけれど・・・(笑)
最近痛感するのは、いろんなキーパーソンと会話するとき、その言葉の裏に隠れている、背景や真意をちゃんと汲み取って、口頭でのレスポンス、そして次のアクション、いろいろ考えて言動しないとね、ってことです。
将棋や囲碁じゃないけど、先を読むことは大事。ビジネスコミュニケーションでは一手先、可能なら二手三手先を読むことに努める。
(相手がなぜそんな言葉で言ったんだろう)
(その言葉に素直にレスポンスしたら、次にどんな反応があるんだろう)
(もし別のレスポンスをしたら、どういうことが起きるだろう)
(そもそも自分にそんなレスポンスをしてほしいんだろうか)
時間をかけて、ではないのですが、いろいろ先読みしてみます。KKD(経験・勘・度胸)とはいいますが、なんでも本能でレスポンスしていればいいわけじゃないです。自分の危機察知能力に従い、一瞬だけどちゃんと「立ち止まって」、上述のようなシミュレーションをして、自分なりにベストないしマッチ・ベターな言動を選出し、それを実行に移すのです。
ベーシックな作業においても、これと同じことが言えます。「これ、やってね」って依頼や指示に対して、言われたとおりにやるのではなく、それをやった次はどうなるのか、何をやることになりそうか。どの程度早く、どのくらいの品質レベルでやるのか。指定されていればその期待品質、期待スピードの範囲で「次の一手」も考えて、効率的なやり方で処理するのがいいし、指定されてなかったときのスピード、品質についても、相手の期待を読んで、そして次の一手も読んで、推察した期待レベルを少しだけ上回るのです。それが大事と思います。