仕事における「6:3:1」の法則
最近、なんでもかんでもじゃないですが、「6:3:1」の法則で仕事を進めています。
準備6割、決戦3割、ふりかえり1割
あえて「決戦」と書いてますが、交渉その他決め事を決着させるときには、実際の討議の場に使うエネルギーは全体の3割くらい。実はその2倍=6割くらい、準備は入念にすべきと思ってます。忙しいとついつい準備おろそかに「勝負」に出てしまい、たいてい結果は、惨敗、完敗、大敗です(苦笑)。ちゃんと準備しなかったもので勝てるなんて思っちゃいけません。
1つの作業ストリームの計画を最初考えるとき、勝負の場に出る前の準備にこそ、半分以上の時間と「情熱」を持って、資料を準備したり、プレゼンの進め方、関係者への根回し等にエネルギーを注ぐべきなのです。
タイトル6割、メッセージライン3割、コンテンツ1割
これは以前もエントリしたことですが、プレゼンテーション・ドキュメントを作成するときの力配分。
主義は、「少ない字数部分こそ、考え抜いて作りあげる」。
簡単そうにみえて、タイトルやメッセージラインが一番難しい。昔のエントリから最近さらに進化し、このような持論になってます。タイトル&メッセージラインがしっかりできていれば、実はコンテンツなんて大した作業じゃないなと。そのくらい、少ない言葉数が大事だなと最近実感してます。
兵隊6割、リーダー3割、エース1割
要員管理にもこの法則を適用してます。10割の要員が持つスキルや経験をきっちり引き出してあげ、使い切ることはもちろん、とはいえ6割のメンバーには、手間暇かけて、指示・依頼をきちんと出して、段取りをきちんと教え込ませた状態で、与えた仕事の進捗と品質を管理します。
残りで3割は、自分を支えてくれるリーダーとして機能させます。そういう意味ではそのようにやってもらえるよう素養のチェックは重要です。リーダーはアバウトな指示・依頼でも自分で判断しながらきちんと報連相もしてくれ、自分の活動を支えてくれます。この3割の選出を誤らないよう、スキル・経験に適切にそったアサインメント(役割配置)をします。
そして残る1割は、エースとして、当人の切れ味鋭いスキルを存分に活かせる配置にて、「野放し」してあげます。エースは高いスキルで進捗・品質の隙間をどんどん埋めてくれます。あいまいなポジションで遊軍的に活動させれば、ルンバじゃないですが、どんどん好き放題にやってくれます。集団には必ず1割は、こういう役割にはまる人材がいると私は信じてます。このエースが、想定外のリスクや問題・課題に対して適切な処置を施し、最終的なゴールへ導いてくれます。
繰り返しますが、なんでもかんでもじゃないです(笑)。ですが、このような考え方は結構毎日の仕事で活かされていくなあと、しみじみ思う次第です。。。^^;