コンサルタントの基本的立ち位置
コンサルタントを名乗っている以上、基本的にスタンスは「プロジェクトの成功のため」なので、できる限り正しい方向へ関係者を導くことが一番。
そして、コンサルタント・ビジネスは「客商売」である以上、基本的に私たちは「クライアントと同じ向きを向いて」関係者と協議・調整していきます。
とはいうものの、必要に応じて、上述の2つを意識しながら、時に中立的な立場でも意見を述べる必要はあると思っています。
これらにぶれがないことが肝要かと。それが受け入れられている間は、私たちがクライアントやその他関係者からリスペクトされる存在になれると思っています。
努力はするけど「100戦100勝」というわけにもいかないので、クライアント・フォーカスという命題の中で、できるだけ「全体最適」を目指します。
時には、クライアントの中にも、一時的な敵対関係がうまれるリスクがあります。他者関係者から強い敵対心をもたれる可能性だってあります。ひとえに「プロジェクトのため」を信じて、ぶれずに言動していくのがコンサルタントの基本行動様式と心得ています。
向きは合っていても、クライアント間には利害関係が存在することがあるので、それぞれの方々の立場や建前から主張がぶれたりすると、一時的には敵対まではいかなくともあるお立場の方にとっては私たちのVALUEが低いときもあります。それでも、そこもバランスは考えながら行動しているつもりです。
というわけで、コンサルタントにとって大切なことは、
「プロジェクトのため」に必要な理論や経験知と、
「客商売」を大事に行うための高いCS獲得と、
そして客観的・中立的スタンスを時折とってもそれらが壊れないための高いコミュニケーション・スキル、
が重要です。
開業以来、この行動様式を教え込むトレーニングマニュアルをクライアント先仕事の合間にこつこつ作っています。9月には完成できそう・・・