課題が減らない・・・
プロジェクトマネジメントの仕事、PMBOK的には9つくらいあるけれど、自分が呼ばれて支援をするときの主たる役割は、
課題管理。
結局は並行してリスクや進捗も管理しますが、なんといっても急務なのは山積みの課題解決、あるいはリスクが顕在化しているのに認識されていない課題の積み上げ、です。
現場の様子を観察し、成果物や会議体、言動や行動様式についていろいろ状況を理解していくと、
ポロポロ、
ボロボロ、
課題がどんどん湧いてくる(苦笑)。それをリストにして関係者に認識させ、課題の内容を理解してもらったあとで、主担当と期限を設定、そして関係者との次の打ち合わせ等アクションについて定義していく。そしてその進展をトラッキング。
1か月くらいやっているうちに、
課題は3倍くらいになりました。優先順位を留意しながら順次解決しても増える方が多く、課題は減らない。
まあ、でも不健全かというとそうでもない。問題や不具合のないプロジェクトなんて存在しません。たくさん課題あってしかるべき。真の問題は、課題が十分洗い出されてないこと。でなければリスクだらけってこと。もしかしたら手遅れな重要課題だらけで「もっと早く気づいていれば」「もっと早く手を打っておけば」ということになりかねない。
だから、たくさん課題がみつかることは、基本的にいいことだと思ってます。問題や懸念事項を隠さずエスカレーションしてくれる態勢になると、いろいろ状況は悪いことになっていても、必ず「前に進める」ことができます。課題山積みでも、気づいていないのが実はたくさんある状況に比べれば・・・
少しでも早く、少しでもたくさん、本当に課題がなくなるまで、みんなでうまく分担して効率的に解決へ導く。それが最近一番多い依頼ですかね・・・