交渉は「気持ち」が大事ですね。
常に言い続けている「持論」ですが、コンサルタントはしょせん「コスト」です。コストである以上は常にVALUEを出すことが大事です。
VALUEといっても、クイック・ヒットから中間・最終成果まで、いろいろ出していく必要がありますので、継続的に出すためには、留意すべきキーワードがいくつかあると思っています。
細かい理論をおいておくと、要点としては、
1. 表現力
2. 指導力
3. マネジメント能力
4. 交渉力
5. タイムリーさ
6. 効率の追求
7. オーナーシップ
8. 誠意
9. 熱意
みたいなものが求められます。もちろんそれぞれが独立しているわけでもなく関連もあるので、それぞれの自分の能力を案件やクライアント、その他のステークホルダーの特性を見極めながら使い分けていくわけです。
コンサルタントは交渉力が高いと期待されることが多いのですが、経験的には、理論も大事ですが上記でいうと実は8とか9が大事と考えてます。「コスト」と言い切る以上は、だれにも負けない(つもりで)誠意や熱意をみせていかないと、存在意義がなくなるのです。そういう気概があって初めて、交渉力が成立します。くどいですが、理論は大事ですが、それだけじゃだめなんです。
極論すれば、高いFEEをいただく以上は、どうやって「ミラクル」を創出するか。それだけをいつも考えているのです。「ああ、この人(たち)がいて本当によかった」と思われたいので。最終的なアウトプットは「感動」とか「驚愕」と思うのです。
結局のところ、コンサルタントはその当人がもつ強い「気持ち」で現場を動かすことが肝要だと思っています。無駄や回り道を排除するのはもちろん、最終的なその取組の目的を達成するために必要な実務的処方箋を与えるのが仕事です。
せっかくいただいた貴重な案件機会。それに応えるべく、強い気持ちをもって上述のキーワードを気にしながら、関係する方々に「気づき」を与えられるように。
せっかく起業したので、少しでもそういう思いを周囲に「共鳴」させられるように、これからも一層、がんばりたいなと思います。