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・・・ショッカーを殲滅するまでは、仮面ライダーは、死なんっ!

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ようやく鑑賞してきました「オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー」

40周年で勢ぞろいということもあり、かなり長い映画だった気がします。我慢できずに終盤にトイレに駆け出す子供達も結構いました。大人的には懐かしいシーンや登場人物が満載で、予想通りに楽しめました。

というわけで、ネタバレがありますので、ご興味ある方のみ、下へ下へ、スクロールしてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふぅーっ、では感想を。

40周年のコンセプトは承知していましたので、宣伝通り12号とOOOそして電王(×2)が主役。

今回は、ストーリー展開は長い分複雑で、でも敵を倒すところは以外にシンプルでした。OOOがデンライナーにのって過去に飛んだ際にアンクがセルメダルを落としたところで歴史が歪んで、人類がショッカーに完全支配されしかもライダーは悪役のエースだと。序盤は完全に子供たちは「怖いよぉー」ってモードです。

昔の怪人達、特に首領級は結構に陰湿で怖いイメージが今の子供達には強いでしょうね。お亡くなりになった死神博士とかはでてきませんでブラック将軍等が登場します。

メダルを落としたせいでこんなに歴史が変わった、ということで、英司やアンクも電王一派と一緒に時間を移動しながら落としたメダルを回収・・・と思いきや、またもやアンクが異なる時間にメダルを落として!結局時間は元通りにならないと。

 

12号が悪者となってOOOを攻撃する様は、昔のゴジラじゃないけれど、大人でもちょっとひいちゃいますね。まさか彼らを悪に設定するシーンが放映されるなんてね。だから序盤は益々子供達が「こわいよぉ」と、しーん、となってしまう(苦笑)。或る意味ドラマとしては大人もどきどき。笑わせてくれるのはモモタロスのみ(爆)

さらに話がちょっとそれるけど、幸太郎、太った!なんかアンパンマンみたいだ(笑)。モモが幸太郎とかアンクに憑依するのが笑えます。アンク役の三浦君って本当に芸達者ですな。「俺、参上」が3乗よろしく、3回聞けます。私は結構に電王ファンなので、これとデンライナーが線路の登場と一緒にかけめぐるのが結構に好きで、そこでまず1つ感動♪

首領たちにテラーが混じっていて、後半でWのフィリップと翔太郎が変身するサービスもあって、好評だった前作をちょっとアピールしてあったのもほほえましい。

 

ちなみに個人的にはちょっと微妙だったのが、とにかく過去にないスケールの大きさでの戦いなので、多数のキャストが物凄い集中砲火を浴びたり、土砂か瓦礫みたいな渦にのまれていったりと、最近の震災とオーバーラップして印象悪いなあ、というイメージを受けた部分がありました。それだけで上映を控える必要はないと思いますが、これからみられる方は是非そこを意識しないよう、つとめてスルーしていただきたいです。

 

もとい、本作は、子供キャストが結構出てきます。個人的には出し過ぎにすら思える。少年仮面ライダー隊なるものがかなりメインにストーリー展開にかかわります。でも例えば映司や幸太郎が変身して「えっ!仮面ライダーだったの?」って驚きの表情は、さすが子供ならでは、純粋な反応でとてもいいですね♪

物凄い苦境にたたされているのに正義を貫くライダーになったっていう理由だけで自分を賭して未来ある子供や一般人を守るという姿は大人でも感動させられます。それと所詮ノスタルジーではあるが、TVシリーズに出てない幸太郎や映司の演技力はやっぱり1号2号とかにはかないませんね。声だけではあるけど、

「ショッカーを殲滅するまでは、仮面ライダーは、死なんっ!」

じーん・・・殲滅なんて現代ではあまり使わない言葉だけど、でもなんというかさすがベテランさすが初代!強い「番組愛」を感じましたね。ああ、この藤岡さん達が初代シリーズを作って、みんながはまって、大人になってもこうして子供を連れて観に来て、みたいな。だから昔は20%30%?近い視聴率もあったとか。申し訳ないけど純朴な情熱の違いを再確認しましたね。

 

いまや良太郎のように戻ってこない俳優もいます。でも事務所の方針があるのだとしても、自分がBreakするきっかけになったはずのライダーシリーズに対しての思い入れとか感謝とかは忘れないでほしい。現在では行方のわからん人も確かにいますが、クライマックスで、1号から昭和ライダー前半までは盛り上がっていたけど平成ライダーからはなんか順番に通過、って感じで個人的には寂しかった。可能な範囲でもっと元主役にチョイ役で出てほしかったです。まあ難しいのだろうけど。

それにしても電王、設定が便利だなー。「人々の強い思いが、時間をつなぐのです」とかかんとか、その一言で、汚され失われた歴史が元に戻るみたいな(笑)。しかも、ささきいさおさんがなんと配役で登場!時間がつながって、なんと昔の子役(ナオキだったかな?)がその後ライダー隊のノッコ(だったと思う)と結婚して、そしてミツル(だったと思う!^^;)が生まれてという、なかなかに大人を感動させる設定。私は(おそらく埼玉スーパーアリーナあたりでの)公開処刑のシーンで、一般人がライダーを守るために盾になるシーン以上に、個人的にはここで一番感動しました。もう、それなら巨大戦に移行したところでどうせなら宇宙戦艦ヤマトまで出してくれればいいのに(爆)。最近シンケンジャーでもありましたが声優さんが配役になるのって少しずつ増えてきたように思いますが、観る側としては決して悪くない。むしろいいように思いました。演技が多少下手でも声に魅力ありますからねー。

 

とにかく便利な「電王」設定により、曲がった時間もライダーが悪を殲滅、そして地球は「大体」元通りになります。

オトナには、初期ライダーの「キュピーン♪」って効果音がとにかくキュンときます(笑)。おまけにズバットとかイナズマンにキカイダー(×2)まで出てきますからね。ああっ、もうそこまでくるならどうせ東映なんだから大鉄人とかキョーダインとか、最後の巨大戦に移行したところで出して欲しかったなあ(爆)。今回は詳細書きませんけど、昔のヒーロー特撮ものって、ヒーロー側がほぼ全滅したりロボ系が自身を賭して平和を守ったりとか、今の時代ではありえないくらいの献身さなんだけどなあ(涙)。お父さん絶対泣いちゃったのに。もう着ぐるみがないのかな^^;

 

というわけで、ストーリーは基本想定内の展開をしますが、全部ライダーが一応出てくるのと(ちなみに最後の最後は全ライダー出ます。バースまで^^;)、やはりどれだけ知っていても知らなくても1号2号の熱意こもった「声」はオトナにはかなり刺さります!正直平成ライダーはかすんでしまうね。こちらはまさに子供向けサービスです。私が観に行ったときもみんなが「あ、クウガだ!」「アギト!」「リュウキ!」・・・って感じで叫んでいましたから。それって半分くらいはディケイドのおかげだなあ・・・でも明日からまたグッズがプレミアついて嫌な感じ(笑)。

 

そうそう、エンディングはきっとこういいたかったんだろうと思いました。

「これからも、仮面ライダーシリーズを、よろしくお願いします!」

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