なんちゃってフレックス
うちの業界は正直時間にルーズである。
個人的にはとても嫌いだ。
昔遅刻や欠勤は悪いことなんだと説いたこともある。
自分の場合、欠勤数が相対的に多いだけで昇進を取り消されたこともある。
数分遅刻することが常習の人も結構いると思う。
遅刻することを会社の関係者に連絡することをしない人すらいる。
遅刻や欠勤することを連絡するときに「すみません」と言えない人がいる。
そんな時間にルーズな人たちを、最近
「なんちゃってフレックス」
と呼んでやんわり批評するようになった。
あんまりぎゃーぎゃー批判するのも今の世代に対する教育論として違う気もするし、皮肉をたっぷり込めて指導してみることにした。
「なんちゃってフレックス」な人は、自分が時間にルーズなことで周囲にどのくらい迷惑がかかっているかがわからないようなので、よほどの事情がない限り、処方箋は1つ。
「シカト」の刑。
遅れたり欠席したりとルーズを炸裂する人に対してはいったん存在を無視、「シカトの刑」が一番のメッセージだ・・・遅刻、欠席したんだからその人抜きで仕事がある程度は進んでいくはず。だからたんたんとそうしていく。
遅刻してきた会議で発言機会もなし。デスクワークでの会話も基本無し。
なんでそんな目にあっているのか聞きたくなるまで、原則シカトしておく。で、ようやくなんで周囲が冷たいのか「ひょっとして・・・?」となったところで、何が悪かったのか、説明する。
経験的にも、忙しいから途中参加とか途中退席とかする場合も賢い人は事前説明がちゃんとある。
そういえば渡航時のミーティングでも着席時に一番話したいクライアントがいないなあと思っていたら、別のディレクターから「彼は序盤からは出れないのです。ごめんなさい」と事前説明があった。そして彼は2時間のミーティングの最後の30分強に登場したが、事前に先方の出席者とすりあわせがきちんとできているようで、見事な締め方だった。仮に遅れるとしても、そういう準備やら上手な配慮があるのだろう。
誰しも大抵はいくらか欠勤や遅刻をすることがある。誰でも「終身皆勤賞」なんてないから。
でも、した側が周囲に配慮するのがビジネスマナーです。