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IT、特にコンサルに携わる方々を癒すメッセージを、ついでに趣味のダーツ話も交えて・・

他者の提案を手伝う方法。

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最近、他人が他者へ提案する活動の支援をする機会を徐々に積み重ねてきています。

 

他人が他者へ、つまりは、例えば協業関係にある当社顧客や関係取引先が、その会社にとっての某クライアントに行う提案活動において、提案書作成、提案プレゼンを支援もしくは一部代行する、という類の仕事です。

  

 

そういう他者の提案に際して、稼動予定メンバーの貸し出しというサービス提供は従来から存在しました。提案する体制の主要メンバーの不足を当職側で調達してその案件用にご提供する、よく言う「人貸し」です。

こういう人材提供サービスにおいて、提供メンバーがプレゼンに参加したり、提案書作成を一部支援するという形態がいくらか前からニーズとしてありました。そして、その主体性がさらに最近増してきたという感じでしょうか。

 

 

 

他者の提案を支援するにあたっては、

 

 

知恵は当然出すが何より他者のカラーにあわせてあげることが重要です。

 

他者のテンプレートを使うだけでなく、言葉遣いやデザインポリシーや配色、フォント(書体、サイズ)、等、他者になりきってあげることが重要です。

人材も同様。他者の流儀を理解し、必要あれば他者側の了解を得て当社流のアップグレード、パワーアップ策を追加してあげます。でもあくまで「さりげなく」で。

クライアントはあくまで他者の顧客であり、当社のクライアントではありません。当然礼節は極めておく必要があり、礼儀やスマートさというのは他者にとっての通常より「とびっきり」をクライアントに示せることが重要ですね。(おー、いつもよりいい布陣で提案してくれてるじゃないですか!)と感じてもらえないと、支援する意味がありません^^;

必要があれば身なりというかビジュアルすらできるだけ合わせてあげたいと思っております。「成り切ってあげる」ことは他者のみならずクライアントにも良い印象を与えるに違いないのです。

 

なお、セールスというステージは、基本的に活動原資がありません。仕事が獲れてはじめて回収が叶います。よって我々としても大抵そう派手には支援できません。一番は効率です。なので、当社の流儀というよりは他者に「完璧に合わせてさしあげる」のです。

 

 

実際、自分がやったり部下にやらせたりしてますが、とてもいい経験になっています。

他者の流儀は当社にとっても参考になる部分があり、他者にとってのクライアントとふれあう点も含め、いろんな良し悪しが経験として溜めていけます。コンサルタントによっては、自分の流儀が一番と自負するあまり、何でもかんでも上下に評価しようとする人もいますが、営業行為を何でも勝ち負けでスタイルや手続きを決めたり統一していくのは間違いだと自分は思っています。正解は1つとは限らないのです

先日、提案で自分が最善と思ったフルラインアップのサービスパッケージを企画して出しましたが、「Too Much」といわれて負けました(泣)。クライアントいわく「高尚すぎた」ということですが、相手の器を読みきれずに「やるべきことはこの際すべてやりましょうよ」と盛り込みすぎた結果、「極めて正解だが全ての答えを今求めていない。欲しいのはまず第一歩のレベルから」ということで・・・そんなに予算をかけて外部協力者に変革させたら自社の僕らの力量はいったいなんなんだ、ということなわけですね。通算3回目の読み間違いです。大反省(涙)。

 

身の丈を超えた服は着てもかっこ悪いだけだし、小さすぎればボタンが留まらない。そういうことでしょう。こういうコントロールが他者支援ではまさに重要になります。程よい「Overachieve」が大事なのです。

 

それから、特にプレゼンテーションに関しては、普段より即興が利きませんので入念にリハーサルする必要があり、当人の良い「基本」技能の鍛錬になっています。たまには順番にやらせてみるといいなあ・・・

 

 

個人的にも、いろんな向きへの当社の宣伝にもなっていると実感します。

・・・そのうちもう少しノウハウ部分を掘り下げて再エントリしたいな。

 

 

(もっとも、皆さんのご興味も確認しながら深度を調整しようと思います)

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