プレゼン力は大事ですな。大きな力を持った人はそのスキル差だけで一発でプラマイが逆転してしまう・・・
本当は選挙結果が出る前に書いてますが、やっぱりこういう話は結果が出てからUPした方がいいと思って今こうしてお披露目させていただいてます。
そもそもの発端は、私の住む選挙区に麻生さんが応援演説にやってきたときのこと。
自民も民主も、実力均衡な有力候補者で、それぞれ演説は私が聞いても妻が聞いても、かなり感動的。「うーむ、決めづらいねえ。比例で復活当選するかも知れないし、でも・・・どちらに入れようか迷うよね~」と二人でいろいろ話をしていた。
そこへ、麻生さん登場。
登場はスケジュールされていたので、それもあってか物凄い群衆です。商店街、歩けません。
しかし・・・
麻生さん、・・・ああっ、私が言うのはおこがましいとわかっていますが、でもあえて群衆の一人を代表して言わせていただきます。
プレゼン、上手じゃないんですね(泣)。
・・・候補者の方が断然素晴らしいですヨ。
候補者が困った顔しています。群衆も3割くらいいなくなったんじゃないかな。
このプレゼン力の差は歴然ですね。これならない方がいい。応援に来るのは効果的だけど、時間かけて熱弁ふるったのが仇になると思う。本当に申し訳ないですけどあまりに攻撃的(対民主)で、しかも候補者のことや候補者地元の話と関係ない、しかも、
「劣勢の原因がよくわからんが、我々こそが保守党だ!民主党に何ができる」と言わんばかりの主張。
支援者が離れていきますって、これでは・・・私もどう投票するか、決まりました。
そういう意味では麻生さん、アリガトウ(苦笑)。
民主圧勝を前提に、ここからもう少し書きます。
派遣法見直しをはじめ、いろいろ変革をするのはとても期待していることですが、私なんぞの社会でも同様なんですが、「変える」といって変えられなかったら、「変えられない」と割り切った中で耐えるより、よっぽど厳しい反応が待っていると思います。
圧勝の場合、自民を徹底排除した中で組閣がなされ、(失礼承知で申し上げる)行政玄人とは相対的には言えないフレッシュな顔ぶれが旧態依然とした勢力と対峙し、しかもマニュフェスト通りだとすれば極めて短期間に結果を出さなければなりません。
これからが正念場ですね。二大政党体制は悪いわけじゃない。でも圧勝したとなると、政治手腕の総量が改善したかどうかとは話が別です。多少のぎこちなさはみんな承知していますから、フレッシュ=モチベーションだと信じて、強いエネルギーをこれから発し続けていかなければならないのですね。
個人的には「素人政治」と言われても国民が積極的に政治の方を向いて、いろいろ参加できるようになれば、みんなで責任を分かち合えるし、それでいいのではないかと思います。そこで失敗したり反省したりすることはあるでしょうけど、そこがはっきりすればその領域はまさに長期保守党であった自民党にあらためて協力や主導を委託すればよいわけで・・・
与党、野党がはっきりとどちらかにわかれて、与党だけで政治すればいいわけじゃあないんだと思ってますし、良い分担でやってほしいです。そういう意味で、圧勝(したとなると)は新しい政治の形を早期模索するいい機会でしょう。
落選した人もそういう狙いで捲土重来をはかって次のタイミングに備えていてほしいし、代議士でなくとも参加できる政治支援活動があると思いますので、今こそそれに邁進していただきたいと願います。
(生意気言ってスミマセン・・・)