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IT、特にコンサルに携わる方々を癒すメッセージを、ついでに趣味のダーツ話も交えて・・

SUNがIBMに買収されるなんて私は信じたくありません・・・

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時代の変遷とはいえ・・・どうしても納得できないなあ。在学中、私の前にはSUN32台。カーネルのメンテ(というより私のレベルだとBUG探しですね)とリモートコントロールRDBの開発(その後でいうリプリケーションサーバ)が仕事でした。

SOLARISとかSPARCの前の話です。当時、私がいた研究室には私も含め、SUN3が5台、SUN4が2台、初代SPARC1台、そしてこれらはクライアントで、サーバがVAXです!懐かしいなあ。ディスプレイがないので、コンソールのStdOutはプリントにジジージー・・・とプリントアウトされていました。メインメモリが確か10MBもなかったかな。・・・エディタにemacs使うと1MBくらいメモリくってサーバがスローダウンするから絶対にviを使え!!って助教授がうるさかった(笑)。

当時は、IBMはメインフレームのことで、ワークステーションというとSUNSUNといえばUNIXでした。BSDとかSVR4で規格がどうのこうのだとか、forkを組み間違ってカーネルが無限ループに入って暴走するからこのステートメントのソースを治そうとか、今だと信じられないレベルの会話をしていたなあ。

入社間もなくも、UNIX全盛期(?)というか、SONYNEWSとかIBMPowerStation、とかいろいろラインナップも増えてきて。

当時はORACLEの前にSybaseが著名で、あとInformixだったかな。これら3RDBDBAスキルを習得するのが技術者の目標の1つでした。Xwindowを3つ立ち上げて、Rloginで各サーバ上でそれぞれのRDBエンジンを起動してパフォーマンステストやってみたりとか・・・

 

すべてが懐かしい思い出です。基本的にはSUNの上で・・・

 

その後まもなく、ビジネスの主流はAIXとなりました。SOLARISPorting Priorityの基本だった時代がだんだん変わっていきました。私のビジネスライフ初期は、AIXのカーネルはSUNのカーネルより洗練されてなくて、OSの核であるにもかかわらず、プロセスカウンタがShort Intなので32000番を超えてしばらくするとオーバーフローし暴走したりとか、まだまだ不安定でした(当時の話です)。

基本の基本的なGUIや、カーネルの機能定義など・・・すべてのPrimitiveが私の場合は「SUNスタンダード」でした。

その後、・・・でもSUNは確かに現在のOPENアーキテクチャの中では主役からポジションがずれてきていました。

 

でも、私は今でもSUNが大好きで、(当時の)SUNのコンソールが表示するスピードよりも早くキーボードからタイプする自分の「超速」指が自慢であり(ただのタイプ力ですね・・・笑)、いい思い出です。

 

SUNブランドを消さないでほしいです。

私のような世代の思い出を残すために。

あのときの苦労は、今は笑い話、当時は死活問題(笑)。でもいろんなときにこのころの苦労は本当に活かされています。IBMにもいろんな思い出がありますが、それぞれ活かし、融合はしないでほしいなあ。

ホワイトナイトの議論もありますが、個人的にはそれよりはこの両者が戦略的、そして技術的に最良の結論を出してくれることを望みます。

 

表題と違うことを若干のたまってますが(笑)、どこにも買収されてほしくないのが本音。されるのであればやむなくIBMなのでしょうが、それでも過去の思い出は決して消さないでほしいです。

(記憶をたどっているので、もし間違った技術情報が混じっていましたら申し訳ありません)

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