SUNがIBMに買収されるなんて私は信じたくありません・・・
時代の変遷とはいえ・・・どうしても納得できないなあ。在学中、私の前にはSUN3が2台。カーネルのメンテ(というより私のレベルだとBUG探しですね)とリモートコントロールRDBの開発(その後でいうリプリケーションサーバ)が仕事でした。
SOLARISとかSPARCの前の話です。当時、私がいた研究室には私も含め、SUN3が5台、SUN4が2台、初代SPARCが1台、そしてこれらはクライアントで、サーバがVAXです!懐かしいなあ。ディスプレイがないので、コンソールのStdOutはプリントにジジージー・・・とプリントアウトされていました。メインメモリが確か10MBもなかったかな。・・・エディタにemacs使うと1MBくらいメモリくってサーバがスローダウンするから絶対にviを使え!!って助教授がうるさかった(笑)。
当時は、IBMはメインフレームのことで、ワークステーションというとSUN、SUNといえばUNIXでした。BSDとかSVR4で規格がどうのこうのだとか、forkを組み間違ってカーネルが無限ループに入って暴走するからこのステートメントのソースを治そうとか、今だと信じられないレベルの会話をしていたなあ。
入社間もなくも、UNIX全盛期(?)というか、SONYのNEWSとかIBMのPowerStation、とかいろいろラインナップも増えてきて。
当時はORACLEの前にSybaseが著名で、あとInformixだったかな。これら3大RDBのDBAスキルを習得するのが技術者の目標の1つでした。Xwindowを3つ立ち上げて、Rloginで各サーバ上でそれぞれのRDBエンジンを起動してパフォーマンステストやってみたりとか・・・
すべてが懐かしい思い出です。基本的にはSUNの上で・・・
その後まもなく、ビジネスの主流はAIXとなりました。SOLARISがPorting Priorityの基本だった時代がだんだん変わっていきました。私のビジネスライフ初期は、AIXのカーネルはSUNのカーネルより洗練されてなくて、OSの核であるにもかかわらず、プロセスカウンタがShort Intなので32000番を超えてしばらくするとオーバーフローし暴走したりとか、まだまだ不安定でした(当時の話です)。
基本の基本的なGUIや、カーネルの機能定義など・・・すべてのPrimitiveが私の場合は「SUNスタンダード」でした。
その後、・・・でもSUNは確かに現在のOPENアーキテクチャの中では主役からポジションがずれてきていました。
でも、私は今でもSUNが大好きで、(当時の)SUNのコンソールが表示するスピードよりも早くキーボードからタイプする自分の「超速」指が自慢であり(ただのタイプ力ですね・・・笑)、いい思い出です。
SUNブランドを消さないでほしいです。
私のような世代の思い出を残すために。
あのときの苦労は、今は笑い話、当時は死活問題(笑)。でもいろんなときにこのころの苦労は本当に活かされています。IBMにもいろんな思い出がありますが、それぞれ活かし、融合はしないでほしいなあ。
ホワイトナイトの議論もありますが、個人的にはそれよりはこの両者が戦略的、そして技術的に最良の結論を出してくれることを望みます。
表題と違うことを若干のたまってますが(笑)、どこにも買収されてほしくないのが本音。されるのであればやむなくIBMなのでしょうが、それでも過去の思い出は決して消さないでほしいです。
(記憶をたどっているので、もし間違った技術情報が混じっていましたら申し訳ありません)