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IT、特にコンサルに携わる方々を癒すメッセージを、ついでに趣味のダーツ話も交えて・・

俺、3乗!

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いやいや・・・先日の3連休、息子の幼稚園運動会もあり各日単発イベントを組まざるをえず、「さらば電王」を観に行きましたが・・・

 

・・・やっぱ、オモロイなあ。

 

さすがにTVシリーズもみて映画もそれぞれ観て・・・これは俳優の技量とか以前に、番組の企画そのものの違いかも。

 

映画の核心に触れる前に、

 

やっぱり電車がキーワードであること、

主役一人に複数イマジンが憑依するバリエーションであること、

デンライナー(ちょっとバージョンアップしてましたが)が、やっぱり大人がみてもかっこいいと思えること(これはですね、正直JRでも東京メトロでも私鉄でも、どっかでおんなじもの作ってほしい、とほんとにほんとに切望する自分が上映終わったときそこにいました!)、

 

やっぱりもともとの企画がよくできてるんですよね。

 

というわけで、さてさて、以降はネタばれしますので、すっごい、スクロールして、「それでも読みたい」人は、お読みくださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふー、これで許してください(笑)

 

またしても主戦場が時代劇。さすが東映(爆)。

まあ、それはいいです。不満はない。

今回、たぶんみる人は良太郎が悪いイマジンに憑依され、とてつもなく強くて悪い凶悪なライダーになっていることにいきなり最初から驚くはずです。

 

正直、子供には前半は、まるでお化け屋敷的ジェットコースターに乗ったかのような、怖い良太郎とそれをバックアップする背景のイマジン等の暗い雰囲気の速い展開に、思いきり泣いたり親に「怖いー」としがみつく可能性が結構あります。

いきなり悪のデンライナー(正式名称がわかりません。ゴメンナサイ)があらわれて、現代世界を壊し始めるわけですから。

 

ただし、大人にはかーなーりー、面白い。

前作の無理やりキバと合体モノのときに比べ、ストーリー自体が良く出来ているし、そもそも普通の映画より短い時間で起承転結魅せるわけだから、正直、これで精一杯、ほぼパーフェクトだと思いますよ。上出来というレベルを超え、もはやコケる大人向け映画よりよっぽど優秀な娯楽映画だと思います。

 

それにしても、電車というか、デンライナー、まじカッコいいです。これロマンスカーだったら毎日通勤したい!東急じゃ無理かな()・・・いやいや、もとい、電車が例によって、空から少しづつあらわれる枕木とレールに乗って、ピューン♪と現れるのは、鉄男や鉄子さんにはたまらないと思います。

特に圧巻は、時代劇の時代に飛んだところで長屋の細い路地にゆっくりとデンライナーが入ってくるSCENE。これはね、マジかっこいいです。なぜそこに現れるかにはちゃんと訳がありますが、それは劇場で♪

だからさ・・・JRでもどこでもいいから、誰かホンモノ作って!!・・・そんな声があちこちで、結構みんなで(他人も含め)、帰りのエレベータとかでついつい盛り上がっていました。

 

今回、主役(?)の新電王(桜田通)より、個人的には当たり前ですが、結局、実際の主役は「特別出演」の良太郎(佐藤健)で、さらに真の主役は、・・・・・・・・・そう、モモタロス(声:関俊彦)です!!

TVCMでも、「ザクーッ・・・ありがとう、モモタロス。」って流れますよね。あれ、さらにスローモーションですからーっ!!

 

もうね。正直、(これでモモタロスが死んで砂になるわけないじゃん。)って思ってても、大人の想像力をよそに、子供は涙目でモモタロスは死んじゃうの?って顔で固まっているわけです。もうマトリクスばりの超超スローモーションで、モモタロスが悪に憑依した良太郎に斬!ってされて砂に散ろうとする。ここまでがTVでしょ?・・・そして、モモタロスがバラバラになるのかーっ?って思ったら、その「悪ライダー」がモモタロスの腕をつかむわけです。(え?・・・)そうです。良太郎が自らモモタロスの友情を糧に呪縛から自立し、そして勢いつけて、モモタロスに転移・憑依!

そうです。ここが、「モモタロス、(僕信じてたよ。来てくれて)ありがとう」なんですよ・・・

 

そして、はいはい、第1話で皆さん、みましたよね。あのSCENE覚えてますか?

 

(バチバチバチバチ・・・)・・・俺、参上!!

 

はいはい、もうここで皆さんボルテージ最高ですね。さあ後はお祭りです。

 

最初はいきなりクライマックスモードであっさりさっきまで憑依されていたイマジンを倒すんですが、そのあと今回の悪の親玉、松村雄基がこれまた強くて、しかも武器が独楽ですわ!

このあとキバが終わったら下馬評通り「電王2」とか「新電王」を、一応桜田通が主役で佐藤健もたまに出て(これはウルトラマンタロウとセブンみたいですな)、ベーゴマとか誰かの武器になるのかな?・・・と思わせる(勝手な・・・)新しい演出です。まあ、キバ本編もサガが必殺仕事人の組紐屋みたいですから、やはりテレビ朝日、ちゃんと「仕事人2009」やるんですから、みてよー!!って感じなんでしょうか(爆)。

 

ちなみにこのコマ、めっぽう強いので、実は結局クライマックスフォームではたちうちできず、最後はTVでも宣伝してますが、結局モモタロス達イマジンは特別に車掌からもらったライダーパスで個々自分のフォームに返信して、・・・はい、そうです。全フォームが同時に勢ぞろい(除くクライマックス。出演済みですので。笑)。

最後に勝つのは言うまでもないのですが、

とにかく、全フォームが並列に勢ぞろい、しかも一斉に「フルチャージ」ですまさに全力、エンジン全開ゴーオンジャーです(笑)。

これは大人がみててもかーなーりー、爽快です。ですから子供はさらに大喜びでしょうなあ。

 

今回主役は良太郎の孫、幸太郎(漢字が間違ってたらごめんなさい)。

まあ実際は前述したようにモモタロスなんですけど(爆)、結局、彼にモモタロス、良太郎が絡むことで主役として引き立つと。最初は生意気で嫌われキャラに演出するも、徐々に改心、というか、いわゆるオープンハート。最後はおじいちゃん(良太郎)達のために立ち上がり、みんなでそれこそ「全部、テンコ盛り!」

キバは(映画もですが)親子愛が主眼ですが、今回は孫と祖父の「友情」です(?)。なんか変(爆)。

 

それにしても、個人的に入れ込んでいるからだと思いますが、BGMがいいですなあ。番組コンセプトにはまっています。

俳優たちの演出も、間の取り方がうまくなったというか、言葉を並べるよりも、無言の表情でそのときの気持ちをメッセージするSCENEがいくつかあったような気がします。そういうストーリーというか演出というのは、見ている人を引き込むと思われ、序盤でいきなり悪が登場、そしてあっさりというかいきなりモモタロス達も登場、そしていきなり出会い、戦い始めたら相手が、(あれ、お前、良太郎?!)、倒すに倒せない。で、勝てない、討てない。このままいきなり序盤で負けるの?・・・って思ってたら、「孫、参上!」です。なんかやけに礼儀正しいテディ(ベア)とかいう新イマジンをひきつれて・・・ちなみにこれ、個人的印象なんですけど、かなりモモタロスに似てる。っていうか、前作の悪タロス(モモタロスそっくりで悪に憑く側のイマジン)の使いまわしでは??

 

というのも、一生懸命に撮影してきたからなのでしょうが、よくよく映像をみると、善悪含め各ライダーのスーツやメットが傷だらけなんですよ。きっと昔からの道具を有効利用しているんでしょう(あるいは例外的に何度も劇場版を制作したせいで使いこまれただけかも^^;)。そうやってついつい些細なことまで目配りしてしまったのでした。

唯一不満は、なんで神田沙也加と松村で悪役をこんな演出にしたのか。確かに時代劇映えするお顔とは思うのですが、実際見ればわかりますが、ここだけはちょっと無理があるかな。松村とか、正直格上すぎて、(えっ、倒しちゃうの?別に殺さなくたっていいじゃん・・・)みたいな、なんか惜しい感じ・・・(苦笑)。本編のカイみたいに(ちなみにですがホールドとか言う洗濯洗剤のCMに出てますが、あれはあれでいいのかーっ?爆)、どうせ悪なら同情的要素は排除しておいた方が、大人はどうあれ子供の納得と満足度は高いと思います。今日は書きませんが、結局キバは、ストーリーは面白い(私の周囲ではほぼ満場一致)ので大人にはウケますが、子供はそこまで複雑じゃわからないので、ついてこれません。ビジュアルがあってないんですよ。子供がグッズを買わないのだとしたら、ビジュアルとストーリーがシンクロしないからだと思うんですね。

 

勝手な個人的想像ですが、せっかくキャストに入れたんで盛り上げどころを作ったんだけど、でもたぶんそれは見ている人に同じく、松村を倒した電王達の(むなしそうな)背中が語っていたと思います。

(あの・・・あなたたちは結局、何がしたかったのデスカ?)

えっと、・・・まあ、ベテランなんで、一応アピールさせてください。ってこと?

(ええ、まあ、気持ち、わかります。)

でも、ダメですね。やっぱり。俳優の年季の問題じゃないので。上手いか下手かの問題ですので。

 

彼の名演技と彼女のサポート(?)のおかげで、すっかり子供が怖がってスクリーンから顔をそむける結果とあいなりました・・・

 

それから、妻が感動してましたが、今回用にREMIXされたAAAの主題歌が素晴らしい。

多少曲調と、何より歌詞が。「自分だけのクライマックスを掴み取った」・・・(さすがに詳細は省略)、とか、現在完了形にアレンジされていて、かえってTV本編のオリジナルより感動的らしい(?)。もともと私は本編のときから素晴らしい曲だと思ってたんですけどね。先日カラオケで歌わされたんですが、やっぱり、歌詞も素晴らしいし、曲調もいいですね。ノリノリで、気持ちが明るくなる。BGMも主題歌も、あらためて重要だと感じたのでした。

 

そして。

 

「俺、3乗」。

 

これが個人的には最高に最高(爆)。

「俺、参上」じゃなくて、正確には「俺3なんです。俺の3乗。

 

ばか笑いした。これ、いいなあ。センス最高です。

ほんとに飽きないというか、よく詰め込まれている。上述した唯一の不満箇所以外は、すべて感動的。

 

私は、とにかく切に、

来年、電王を復活して欲しいです。ゴーオンジャーは年内で終わるらしいですが、来年の新しい楽しみを是非お願いします。

 

テレビ朝日もバンダイもアサツーも、ぜひご検討してくださいまし!!

(長文失礼)

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