「TransferJet」で何ができるか
ICカード機器のように、かざすことで大容量ファイルを転送するソニーの技術「TransferJet」の規格策定や普及を目指すコンソーシアムが7月17日に発足したそうです。
TransferJetは、最大560Mbpsの近接無線転送技術。
さて、ところで、これを直近、どう活用したら便利でしょうね。
ちょっと考えています。
例えば、
会議でプレゼン資料。紙で配布するんじゃなくて、各自の席に、TransferJetをかざして回る。各自のPCに資料が転送。そして最後にプレゼンターは自身のプロジェクタにかざし、資料配布終了。プレゼンが始まる・・・大容量の「渾身.パワポ」も、らくらく転送。
・・・うーん、一見便利だけど、すっごい便利か?(笑)
記事では、「デジタルカメラをテレビにかざしてテレビ画面に写真を表示させたり、携帯電話をオーディオ機器にかざして音楽ファイルを転送する──といった使い方が可能になる。」とあります。
確かに、友人宅に行って、「先日の写真」とか、「頼まれてた曲」とか、テレビやオーディオ、PC、友人所有のデジタルカメラや携帯電話に「かざして転送」、と・・・オペレーションは便利ですね。
そもそも大容量転送技術ということは、少量なら極めてスピーディに「一瞬」転送が可能になるのかな。
今まで一定の『無視できない時間』がかかっていたものが、違和感なく無視できる「一瞬で」できる?
じゃあ、
例えば、
携帯電話に搭載したら、モバイルスイカもオートチャージにできるとか?
もし大量にデータが搭載できる機器が開発されたらですが、ネットワークで送受信する環境がナローバンドに家庭に電子データの配達(宅配)ができるとか?
アポイントメールを、搭載された携帯に保持したまま、取引先の受付機にかざすと、担当につないだり会議室へ案内等の手配をしてくれるようなシステムが開発されるとか?
確かにいろいろ便利になりそうですね。
コンソーシアムでは是非、こういった利用形態について想像をめぐらし、便利な使いかた、より生活に役立つ利用の仕方をおすすめいただけるよう、協議を重ねていただきたいものです。
(できることなら、私もその輪に入れて欲しい・・・笑)
ところで、個人的には・・・560Mbpsって、15年くらい前の、ATMとかフレームリレーのネットワーク転送技術では先進的スピードにかなり近いんじゃあ・・・うーむ、時代を感じますなあ(歳がバレますね^^;)