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上手な接待の仕方?

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昨晩は久しぶりに接待を楽しめました。非常にうまくアレンジできたなあ。ノウハウを駆使するほど匠じゃないですが、ポイントを整理してみよう・・・

(記憶の範囲でなので網羅的じゃないかも知れません。<(_ _)>

1.少しだけ遅れて到着

     私は、普段から数分相手より遅れて到着するようにしています。その方が相手に着座位置を好きに決めてもらえます。もしそれが接待にふさわしくなければ配置換えを提案するか、宴席途中で席替えすればいい。

     自分が接待する側なので、「すみません遅れちゃって」と相手を少し有利に位置づけて気持ちよくさせられる気がします。

     とは言え、相手が遅れる場合もあるので、お店には早く到着し、当日の段取りを店員と打ち合わせしておき、相手の到着まで近くで時間を潰すのが理想です。

     本当に遅れるときは、相手の到着を店に確認したら遅れる旨と「ビール等お飲み物をお出ししておいてください」の伝言をします(実は昨日は渋滞で10分遅れ、本当にこれを実施するはめになりました^^;)。

2.料理はコースか、アラカルトを時間差で出させる工夫

     好きな料理を選んでもらうのは大事ですが、とはいっても料理を検討する時間が長すぎるとせっかくの会話が少なくなってしまいます。

     しっかり話したいときは事前に相手の好みを聞いて、コースを注文します。ただし、満腹になりすぎると2次会の話が出なくなるし、時間もかかりすぎてだらけることもあり、私は正味90分~2時間以内で前菜からデザートまで出すようにお店に注文しています。

     あるいはアラカルトで、相手の好きな料理を選んでもらいつつ、料理がいっぺんに来たり最初なかなか来ないようなことにならないように、総量に気をつけながら、自分の好みを注文にはさんでいきます。

     テーブルにたくさんの料理が揃ってしまうと、お酒のチョイスが難しくなり、また次の注文がしづらくなるので、少ない食べ残しの皿は積極的に自分側で食べ切って皿を下げさせるように心がけています。

3.高いお酒を序盤から中盤にサーブ

     いきなり高いお酒は注文しないようにしています。いくつか前菜的料理を楽しんでもらい、当日の相手の体調や好みを確認してから、それに合いそうなお酒を検討します。

     個人的には11皿平均を何か平らげたあたりで、その日に一番高いお酒を注文しています。胃にほどよく食べものも入り空腹感が少し満たされつつある状態で、次に一番食べたいものを注文してもらうタイミングで、それまで検討していたその食べ物にベストと思われるとびっきりのお酒を注文します。

     ワインとかだと人数によっては一人一杯ですぐ空になったりしますが、とびっきり高いお酒は2本までと決めています。相手が無類のお酒好きでしたらもうちょっと増やすこともありますが、基本は食べ物を主役にし、お酒は引き立て役にしたいのです。一応は接待なので「美味しいね」と言わせないと、お店側もいい気分にならないでしょうし、気分がいいとサービスも自然に向上していきますので。

     宴席の後半は、次第に価格帯を下げていきます。私の場合、乾杯をビール、とびっきりはワインか日本酒、そのあと「だらだら最後まで飲みたい」人へは焼酎を勧めていきます(完全にチャンポンですが・・・^^;)。酒量は、基本は飲みすぎない程度、少し飲み足りないくらいにペースダウンさせていくようにしますが、お客様の好みによっては、逆にペースをあげて「いやー飲んだな、酔っ払った」となるときもありますが、飲みすぎると記憶がアルコールと一緒に揮発して、翌日せっかく話したことを忘れられても困りますので・・・

4.「半個室」がちょうどいい

     密談したいことがない限り、私は半個室(周囲から少し様子がみえる、完全に間仕切りされてない個室スペース)が好きです。密室にすると注文しづらいし、会話に間が出来たときにいきなりシーンとして、少し気まずかったりしますので。

     照明の暗い部屋はできるだけ使いません。料理の見栄えが悪くなるし、ネガティブな話題になったとき、必要以上にしんみりするリスクがありますので。

     テーブルスペースは、できれば、座った状態で手を伸ばして向かいの人とぎりぎり握手できるくらいの距離感、隣同士はちょうど人間一人分の合間があるくらいの間隔、くらいを好んで使っています。大事な接待では初めての店では必ず下見するか、このようなテーブルにするようリクエストしています。

     あとは、荷物を置けるスペースと、上着をかける場所(最悪でも上着をかけられる椅子)を事前確認します。

5.仕事の話題は先方任せで

     接待とは言え、仕事の話題はできるだけこちらから振りません。相手が話したいのであればその話題に応じていきますが。

     でもせっかく仕事の話をするのであれば、宴席なのですから「飲み屋のくだり」を有効活用し、インフォーマルな意見や相談は積極的にするようにしています。

     逆にフォーマルな話は、アルコールと一緒に翌日記憶から揮発する可能性があるので、「できるだけ」約束事を承らない、先方に約束もさせない、ように留意しています。つまり「できそうだったらやってみます」レベルの会話にとどめています。

     そうはいっても、言っておきたいことは序盤に済ませ、先方の言いたいことも早めに言わせるように努力します。あまり当初話題が盛り上がらない場合は、「最近もお仕事忙しそうですね」「お休みはどう過ごされますか」「良い趣味をお持ちですね」「趣味と仕事がうまくバランスできたらいいですよね」「やっぱりお仕事忙しそうなんですね」・・・と話題を循環させ、盛り上がるポイントを見出していくようにしています。

うーん、でもこれでホントにいいのかなあ・・・でもでも、昨日は本当に上手に接待できたしなあ(もちろん、お客様の人柄もそもそも大きく影響するわけですが)。

とにかく「ちゃんと考えて」接待を組むということが大事ですね。

朝一番で、接待した役員の方からご丁寧にお礼状(メール)が届きました。

いやホント、今朝はとっても気分がいい。

今日も仕事、頑張るぞ!

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