究極の返し言葉?
ちと無理に(?)前回の続きですが、先輩から「知らないと言うな」以外にも、コンサルタントにあるまじきBehaviorsとして、下記のようなことを指導されました・・・
・自分勝手に優先順位をつけて仕事する
・何もせずに固まっている
・「文句も言わず」つまらなそうな素振り
・反応が鈍い(遅い)
だからかどうかわかりませんが、全員とまでは言えないですが・・・相手に突っ込まれると、ついつい直球まっすぐカーン!と打ち返したくなってしまいます。
コンサルタントの性(さが)じゃあないですが、ストレートに打ち返すと、いわゆる真っ向勝負になって、まあそれはそれで議論は白熱するし、惜しみなく技も出しつくし、それなりに成果も得られるわけですが、駆け引きなく正攻法を駆使し続けると、・・・それはそれでとっても疲れるわけでもありまして。
最近私もそんなモードが多い日々だったのですが、何年か前、当時の上司が「究極の返し言葉」について、飲み屋で披露した件を思い出しました。
「いいか、『○○の件、それについて、どうなってるんだ!どうしてくれるんだよっ?!』って言われたら、お前はどう答えるよ?」
「えー、それ難しいですね。キレイな答えがない問いじゃないですか」
「だろ?・・・そういうときはな、『どうしましょうかね?』って切り返すんだよ!」
「ハアぁ???」
「そう思っただろ?相手は中途半端でも答えを求めて聞いてるんだ。でも『どうしましょう?』って聞き返されるとな、自分なりの答えを実は持ってる人ほど混乱するんだ。『何、逆に聞き返してんだコイツ??』って・・・で、打ち合いを想定したらかわされちゃってペースが崩れて・・・『それは・・・こうするんじゃないんですか?!』って自分の答えを吐露しちゃうんだよ。そしたらな、『ですよねー♪』って肯定してあげるんだ。そうするとな、『俺に言わせんなよ』とか言うけど内心自分の考えが正しかったんだって気分もよくなって、結局は丸く収まっていくのサ。」
なんちゅう手錬なやっちゃ、と思いましたが・・・でも最近になって思い返せば、なかなかいい作戦だなー。
時々こんな技を繰り出せる心のゆとりが必要ですなー。
そう思う今日この頃です。