あえて、「ゆっくり」「手際よく」、それが実は効率化の道。
仕事が忙しければ忙しいほど効率を追求しちゃうわけですが、最近、何でもかんでも「高速処理」にこだわればいいわけでもないなあ、と実感するところがありまして・・・
はっとしたのは最近、時々コンビニのレジに並んでいて。
遠めでみて「手際いいなあ。動きがすばやいなあ」というわけでその列に並んでみます。
ところが、
その列より別の列のほうが捌きが速く、すいすい次の人がレジへ進んでいきます。
当方の列。?なかなか進みません。
前の人たちの買い物が比較的多いわけでもありません。
不思議!?・・・よーく、観察してみました。
「あーっ!」
こちらのレジは、店員さん、動きはすばやいがレジのうち間違いや小銭の数えなおしとか、近くでみると、非効率が多いのです。
ところがお隣。こちらは動きが明らかに、相対的にゆっくりなんですが、正確なので手戻りがない。
まさに、「ウサギと亀」。
ほんとに「はっ!」とさせられました。普段の自分の行動・・・
典型例がタイピング。
焦っているときは、急いで打っても打ち間違いが多くて結局いっぱい押し間違うので手戻りも結構多く、結果あんまりスピーディじゃなかったりします。
かえって、気分が落ち着いているとき。
タイプ自体は比較的ゆっくり目なんだけど、タイプミスがまったくないので、タイピング自体が快適だし、手戻りがないので結果すごい効率的だったりして。
しかもすごい気分がいい。
「手際よく」やるためには「ゆっくり」と落ち着いた気持ちで。
・・・あー、そうだ。
昔飲食店等サービス業に従事していたときにも上司・先輩によく教わったものです。
「あたふたして手早くやろうとした結果、間違いや手戻りが多いとかえって効率も悪いし、何より周囲からみてカッコ悪いんだよ。」
あらためて納得。
若い頃、仕事の先輩で最終的にすごい手際のよい人の「マウス捌き」を思い出します。
「ゆっくり」操作するんです。
はたからみたら決して「てきぱき」とはみえない。
「カチ」・・・「カチ」・・・
・・・ですが、
最終的に、誰よりも早く、求められたもの(絵)は完成するんです。
いやいや。・・・不思議!これはいわゆる、芸術的じゃー!!
WHY?聞いてみました。
「・・・カチカチてきぱき操作するより、よーく考えながら手戻りゼロを追求して仕立てていくと、最終的に究極の効率でモノは完成するものなのさ。」
ひとり感動!とても参考になりました。
いささか抽象的ですが、急がば回れじゃないですが、効率を追求するときこそ、自分の一挙一動に十分留意し、無駄のない効率的な動きで「ゆっくり」落ち着いた気持ちで「手際よく」作業すると気分も良いまま、完成まで最高の効率で到達できる、という今回のお話でした・・・
皆様の普段の仕事の進め方の参考に少しでもなれば幸いです。
(後記)・・・とかなんとかいいながら、ためしに数えてみましたが、このエントリを書くために、おおよそ100字分、タイプミスし、「BackSpace」を押すハメになっておりました・・・(涙)