オルタナティブ・ブログ > 「走れ!プロジェクトマネージャー!」 >

スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

「出資して口は出さない」なんてVCは存在しないと思え

»

「起業して、上場するぞ!」

なんだか威勢のいい声のように聞こえますが、そこまでのプロセスで出資を募る会社が多いと思います。ビジネスモデルが最初からうまくいけばいいですが、世の中そんなにうまくはいかない。多くの場合は、資金切れになって出資を募る、なんてことも往々にしてあるものです。

そういうケースでVC(ベンチャーキャピタル)に出資してもらうと、翌月の取締役会からはVCのスタッフが派遣されてくることになります。そのスタッフは、当然のように営業方針に口を出してきます。すぐに売上を求めてきます。出費に厳しいことを言います。営業方針のみならず、経営方針にも口を出してきます。ともすると、社長解任を口にすることだってあり得るわけです。

まあ、そんなVCばかりではありませんが、僕が知っているだけでも、過去にそうやって社長を解任され、実質的に会社を乗っ取られた、なんてケースが2回あります。なので、世の中にはもっとあるのかも。

投資をする会社は、当然のようにその見返りを求めるわけです。当たり前ですよね。そして、日本では上場くらいしか道がありません。アメリカでは解体して売り飛ばす、なんてのもありますが、日本では少ないと思います。そもそも、そんなに大きくなっていないでしょうし。

そうすると、当然早く売上を立てて、上場できるくらいの会社になってもらいたい。ですから、口を出さない、なんてことはあり得ないですよね。

顧客を大事に、丁寧に仕事をしていきたい。自分が考えるように運営しない。そう思うのであれば、安易に出資を受け入れないほうがいいと思う今日この頃です。

Comment(0)