ポジティブ思考で大事なのは、事実と感情と思考をきちんと分けること
オルタナブロガーの竹内義晴さんがポジティブシンキングについて書いてらっしゃったので、私も普段ポジティブシンキングについて考えていることを簡単にまとめてみたいと思います。
ここではポジティブ思考と書かせていただきますが、ポジティブ思考が大事だという話になると、そんなことを言っても、どうしてもネガティブになってしまうとか、単にネガティブな面を見ようとしないお気楽思考ではないかとかいう方がいらっしゃいます。
ここでまず大事なのは、事実と感情と思考をきちんと分けることです。
事実自体はニュートラルなもので、そこに思考によって意味付けするのは自分です。また感情は事実に対して反応的に出てくるものなので、ネガティブな感情が出てくるのは避けられません。しかし、思考は自分でコントロールできるものなので、事実と感情をきちんと受け入れた上で、常にポジティブに思考をコントロールすることは可能です。
たとえば、転職しようとしたけど、希望していた会社に面接で落とされてしまったとします。落ちたことで当然ネガティブな感情がわき上がってきます。そうした「面接で落ちた」という事実とネガティブな感情を受け入れた上で、その落ちたことで何か学んだことがあるのではないか、次はこうしたらうまくいくのではないかなど、ポジティブに考えていくことが、ポジティブ思考の肝だと思っています。
ですから、ポジティブ思考は、ネガティブな感情を無視したり、抑えつけたりするということではなく、事実やネガティブな感情をありのままに受け入れた上で、そこから何かを学べるのではないか、どうしたらよくなるのか、どうしたらうまくいくのかと、思考をコントロールしてポジティブに考えていくことだということです。思考をポジティブにコントロールしていくことで、感情も自然にネガティブに流れることが少なくなっていくように思います。
事実と感情と思考をきちんと分けること、そして思考は自分でポジティブにコントロールできるのだということを、ぜひ意識してみてください。