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サマータイムの導入を議論すべき

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いわゆる「サマータイム」について、オルタナブロガーの竹内克志さんが『電力不足に対応するための「夏時間」採用は難しい』という記事を、坂本史郎さんが『日本時間を2時前倒しにする「復興促進シフト」の提案』という記事を書かれています。サマータイムについては、Wikipediaの「夏時間」の項目に詳しい論点が載っていますが、日本人とってはかなり抵抗感が強いようです。

私はロサンゼルスに約7年間住んでいて、その間にサマータイム(現地では「デイライト・セイビング・タイム」と言っています)も経験していますが、その経験から言えば、サマータイムをぜひ採用してほしいと思っています。確かに、切り替わってすぐは、時間を間違えたり、多少体調を崩したりこともありますが、人間の適応能力というのは素晴らしいもので、数日もすればほとんど問題なくなります。もちろん人によって差はあるかもしれませんが。コンピューターシステムの切り替えは確かに大変でしょうけど、逆に言えばそこにビジネスが生まれるわけだし、欧米が対応できているのに、日本の優秀な技術者が対応できないわけはありません。遅くまで明るいと帰りにくくなり残業が増えるのではという議論もありますが、それは企業や個人の意識の問題で、逆に今までの働き方やライフスタイルを考え直すきっかけにできるのではないかと思います。ほかのデメリットも、ほとんどは個人の意識の持ち方で対処できます。

サマータイムの採用による節電効果で、計画停電を減らして混乱が少なくなるのであれば、サマータイムによる多少のトラブルは許容できるものではないでしょうか。こういうときだからこそ、政府にはぜひサマータイムの採用を本気で検討してみてもらいたいと思います。

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