「しごと」をもっと楽しくしたい!

「やりたいこと」ができればいいけどできない時もある事実。その時に大切なのは「今の状況でできることをやる力」なのかも

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この週末は、小学校の運動会。

「運動会、楽しみ?」と聞いたら、「楽しみじゃないこともあるし、楽しみなこともある」との回答。

楽しみじゃないのは、「マイクを持って、みんなの前で話すこと」で、楽しみなのは「踊ること」なのだそうだ。まぁ、全部が楽しかったら、それはそれは理想的なのだろうけれども、そりゃあ、楽しくないこともあるよね。

確か、ボクもそうだったように思う。

子どものころ、走るのは遅くもなく、かといって早くもなかったボクは、運動会にそれほど鮮明な記憶はない。唯一、「運動会、楽しかった」と感覚的に記憶しているのは、家族で食べるお弁当で、みんなで食べたいなりずしがおいしかった(ような気がする)ことを、なんとなく覚えている。

Facebookに、「やりたいことを仕事にするセミナー」みたいな案内がタイムラインに流れてきた。そこには、学生のような人たちが20人ぐらい写っていて、講師の先生がホワイトボードに前に立っていた。

「やりたいことを仕事にする」......そうだね。理想だね。

自分が楽しい、興味がある、面白いと思うことを仕事にする......それが、理想的なことであることに間違いない。ましてや、今はいろんな自分を表現するいろんなツールがある。なりたい職業にYouTuberが入る時代だ。「何バカなことを言っているんだ。そんなの、無理だよ」と頭ごなしに否定する大人も、以前よりも少ないのではないか。そうだ、可能性は無限大だ。

けれども、社会人になったとき、やりたいことが仕事にできるか分からないのは、事実としてある。YouTuberとして食えるまでには、相応の時間が掛かるかもしれない。

仮に、やりたいことが仕事にできたとしても、プロ野球選手になるためには多くの練習が必要なように、板前になるまでには多くの修行を積むように、一人前になるまでの修行が大変なこともある。

また、周りにはいろんなタイプの人がいる。みんな、いい人ばかりだったらいいけれど、時には理不尽なこともあるかもしれない。

このようなときに、「やりたいことを仕事にしよう」だけだと、「やりたいことができないなら、やっぱりやーめた」......と、目の前のちょっとした出来事で、離脱することにもなり兼ね合い。

繰り返しになるが、「やりたいことを仕事にする」は、とても理想的で、とても魅力的な言葉だ。ボクも、そうなることを切に願っている。逆に「そんなの、どうせ無理だよ」と頭ごなしに否定することや、「やりたいことを仕事にするには、どんな困難も乗り越えなくちゃだめだ」みたいな、精神論はあまり好きじゃない。

でも、すべてが思い通りになることばかりでもない事実もある。このようなときに大切なのは、「やりたいことをやること」よりも「今の状況でできることをやる力」を持っていたほうが、実は、楽しくはたらくには大切で、結果的に、やりたいことを仕事にできる可能性が高いのではないかと、どこかしらで思っている。

また、「やりたいこと」というのは、経験によって変わるものだ。経験値がないときは「やりたいこと」が分からないこともある。逆に、外側から見ていたときには、「いいなぁ、〇〇になりたいなぁ」と思っても、実際にやってみたら「意外と、やりたいことでもなかった」ということもある。

このようなときでも、「今の状況でかがやく力」「今の状況を乗り越える力」があれば、結構、なんでもいけるのではないかと思っている。

そのためには、自分の「強み」を知ること。そして、仕事は楽しくてもいいんだという前提を育てること。そういうことが大切なのではないかなぁ。

「運動会、楽しみ?」と聞いたとき、「もし、楽しみじゃないと言ったら、どうしよう?」なんて思っていたのだけれど、「楽しみじゃないこともあるし、楽しみなこともある」......との子どもの返答に少しほっとした。

そうだね。楽しみじゃないこともあるね。でも、楽しみなこともあってよかったよ。

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