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ソフトウェア製品開発現場の視点

重要なのは記憶力ではなく、記憶を利用する力

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現在の、試験のおおくは記憶力を試すものです。だから、一夜漬けで頭に詰め込んで試験時間まで覚えていれば良いということになります。たとえば、英語の試験では英単語の記憶、数学では公式の記憶、化学では化学式の記憶が重要な要素となります。もし、記憶がちょっとでも不完全だったということだけで、「まちがい」ということになります。

しかし、現実社会では、コンピュータによる情報検索機能によって、記憶を支援するしくみが整ってきました。もちろん、公式などを記憶する事は、その公式の理解をするためにも重要な事なので、否定はしませんが、記憶がコンピュータによって支援されるようになった事で、実際はその記憶を使ってなにができるかということの重要性が増してきています。

典型的な物は、歴史の年号の記憶です。たとえば、平城京の遷都が 710 年という事は、検索で簡単に得られる情報なので、記憶する必要はありません。より重要なのは、平城京への遷都の意味付けや、関連する様々な情報であるはずです。710 年という数字を記憶するのに時間を費やしているのならば、平城京の意味を理解する事により多くの時間を使った方が歴史の勉強として本質的だと思いますが、いかがでしょうか?

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