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エンタープライズ(企業)向けのオープンソースとか育児とかについて考えていきます。

コンパクトなコミュニティっていいですね

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こんにちは。

弊社のブログデーの日なのでランチしつつ書きに行きませんかと管理部の方々を誘ったら、マクドナルドの袋を見せられて「席で」と冷たく断られたすぎもとです。人生にもハッピーセットが必要です。あげくのはてに、ブログ書きランチは社長と行くはめになりました。テラス席のある店にしたんですが、入るなり社長のミサワ脳が活性化し、日本人店員に向かって「アウトサイドで!」と高らかに告げたので穴の中で死にたいです。

いきなり脱線しましたが、今日は「そういえば休暇を頂いている間に松江に出張してきたことを書いてなかったな」と思ったのでそのことを書きたいと思います。

9月の頭に、松江でOSC(オープンソースカンファレンス)がありまして、弊社がOSSで開発を進めているNemakiWareの紹介をすることになりました。以前、松江のラボに弊社社員がお母さんと一緒に乗り込んだ話を書きましたが、そのご縁もありまして(出雲だから!)、松江でコミュニティの情報収集もかねて出張をしてきたのですね。NemakiWareはCMISというECMの標準規格に則ったリポジトリ、というなかなか一般的には馴染みのないソフトウェアですので、他の方の発表の内容からしてもちょっと異色というか、なぜこんなところで発表しているんだろう、と思われた方もいそうだな、という内容でした。ですから、当初はやっぱり場違いだったかなあなんて思ってたんですが、懇親会まで参加させてもらってそれはそれでよかったんじゃないかと思い直しました。

というのも、今回のOSCの規模だと、いろんなジャンルやバックボーンの人たちがそこそこ混在していてそれがとてもよかったなと感じたからです。年齢層もそうですし、業種も、扱っているテーマも、関わり方も様々です。そしてこれが重要なのですが、規模が多すぎなかったためそのひとたちほとんどと(懇親会を含め)何らかの関わりを持つことが出来ました。OSC自体は各地でやっています。もちろん東京でも開催されていて何回か覗いたことはあったんですが、そちらもたしかにいろんなジャンルの方がいらっしゃってるようなのですが、規模が大きすぎて、そこに自然にまざって交流するというのは(少なくとも)ぼくには難しかったのですよね。

なので、こちらが持っていったオープンソースそれ自体が多少異色であっても、雑多なコミュニティに新しい色を持って入ることが出来た、という意味で問題なかったんじゃないかなと思いました。同じような技術や業種を背景に持つ人たちとの交流もそれはそれで必要だとは思うのですが、「業務」なんていう組織を横断するような問題領域をベースにしていると、そういうところよりいろんなタイプの方と会った方がむしろ得るものが大きいような気がしています。

こういうコミュニティって意図的に作るのは難しいと思うのですよね。東京みたいに大きくなると、そのなかでちいさなコミュニティにわかれてしまったりするのでちょうどいいサイズのコミュニティが、自然に出来たという状態も良いなと思った次第です。また機会があったら松江にも行きたいですし、ほかの地方コミュニティにも行ってみたいですね。

ところで、松江は観光地としてもとても良いところだとわかりました(はじめていきました)それだけでもまた行きたいです(湖も温泉もお城もあるし、ちょっと足を伸ばせば出雲大社もあるのって相当、観光偏差値が高い気がしますよ)

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