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ロレックスに修理を拒否された件。

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僕は時計とクルマ(もちろんバイクも)が好きだ。なぜなら、彼らは精密な機械であり、時間を知る、あるいは移動するという単機能を提供してくれるが、反面それだけでは決して語れない魅力がある。時間を知るだけなら、常にネット経由で自律的に正確な時刻にアジャストするスマートフォンがあれば事足りる。低コストで移動するなら電車やバスもあるし、タクシーでさえ自家用車よりは安い。

しかし、時計にはアクセサリーとしての要素や、ソフトウェア主体のスマホに比べて、歯車や針といった実際に動く物体としての機械感が、僕たちの心をなぜか癒してくれる。クルマもまた同じで燃費や居住性のようなものだけでなく、躍動感あふれるエンジン音や、ドライバーの指示に合わせてリニアに動く挙動が、スポーツを楽しむかのような気分の高揚を与えてくれる。これらはソフトウェアで制御されたデジタル機器を扱うのとは違う。やはり、動く機械を所有する愉悦はたまらないものがある。

さて、本題なのだが、僕は最初のキャリア(商社)のときに購入したロレックス・デイトジャストを愛用しており、他の時計を使う頻度を圧してヘビーローテで使っていた。自動巻で、2日使わないと止まってしまうから使わざるを得ないという理由もあったが、あろうことか、純正のストラップが切れてしまった。そこで、日本ロレックスの正規代理店に依頼して、修理とオーバーホールに出した(機械式時計は2-3年に一度、オーバーホールする必要があるが、2000年に日本に帰国して以来、一度も出してなかった....その罰があたった??)。

ところが、2週間くらいしてから時計が戻されてきて、修理もオーバーホールも受けられない、との返事が来た。どういうことかというと、内部に純正でない部品が混入しているから、という。
どうやらマレーシアに住んでいる数年間に2度ほどオーバーホールに出した際(KLで一度、香港で一度)に、正規代理店ではないところにうっかりオーダーしてしまったらしい。

しかし、本体そのものはまぎれもなく本物だし、実際東京でも出国前に、1-2度修理に出している。海外に住んでいるときに、異物が紛れ込んだとしても、それはオーナーの僕の過失ではあっても、わざとやった訳ではない。純正の部品に取り替えるかどうかを確認する親切があってもよいのではないか?それによって、通常のメンテナンスよりも高額になるとしても、そのオファーを受けるかどうかを考える選択肢をオーナーに与えることがサービスというものではないか?

とりあえず、純正のストラップを諦め、革のストラップをつけてみたのだが、本体をメンテナンスなしで今後も使い続けなくてはならないことに少々いらだちを感じている。なにせ古いもので、ガラスもサファイアガラスではなく硬質プラスティックなので、なかなか純正でないと交換できないと思うのだ。

しばらく様子をみたうえで、時期をみて、あらためて日本ロレックスにお願いしてみようと思っているのだが。
さて・・・・。

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