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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

野球の試合の終わりに2点、残念なことが発生しました

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おはようございます。

涼しくてよく眠れました!

===ほぼ毎朝エッセー===

先週の野球大会では接戦の結果ギリギリで負けてしまいました。ちょっと残念ではあるものの、勝っていたら今週も試合があったかと思うと少し安堵しています。さて、その野球の試合の終わりに2点、残念なことが発生しました。

一つ目は、様々な道具を準備してくれた小泉監督の、道具片づけと運搬を誰も手伝わなかったこと。もう一つは、コンビニの袋や空のペットボトルが置き去りにされていたこと。自分の荷物を片付けて気づくと、グラウンドに残されたK監督夫妻がもくもくと片づけをしていました。

2時間炎天下で野球をやった後なので、皆疲れて注意力が散漫、気配りや目配りが不足したでしょうか。野球やグラウンドでのマナーを知らない人が多すぎたのかも知れません。私も気が付かずに、自分の荷物をまずはさっさと車に片付けに行きました。

K監督にしてみれば「俺は道具係か?当たり前のことなのだから皆、気づけよ!」という気持ちでしょう。さて、こういう場合にどうしたらよかったのでしょうか?

これは、会社の運営と近いものがあると思っています。

イベントやプロジェクトを企画する。様々な部署から参加者や協力者が現れる。自ら動く人もいれば、細かく指示を出さないと動けない人もいる。特にダイバーシティの一つの弱みはそこでしょう。「普通」が通用しない世界もあります。世代も違えば常識も異なります。常識が異なる人たちが集まる中では、それぞれの人が自発的に動くことを期待してもダメなようです。

多様な人がいるなかでは、どう動けばいいかを指示したら協力的に動いてくれますが、指示なしだと何をすればいいかがわからない人も多く存在します。ユーザー会でもEXPOでも家族会でも野菜のイベントでも富士山荘そうですよね。あるいは業務でもそう感じることが多いのではないでしょうか。

ユーザー会やEXPOなどでは、細かくマニュアルが作成されて運用されています。プロジェクトでも、目的を再確認しながら、密に打ち合わせをしながら進めています。そう。何を求めているのかを、お互いに確かめてクリアにしながら進める必要があるのです。

私もこの会社を始めてすぐのころには、周りが自発的に動いて物事が進むと信じていました。黙って、周りが気が付くことを4年ほど我慢してみましたが、それは実現しませんでした。そこで始めたのが、この【朝メール】という習慣でした。少なくとも、自分が何をしたいのか、してほしいのかを毎朝文章で表現するようにしたのです。その後、徐々に会社は一体感が出ました。一体感が出たら利益も出るようになりました。リーダーとして学んだのは、人にやってほしいことを自分の中で念じているのではなく、外に表現することの重要性でした。

今回の野球では、野球の常識を知らない人たちもたくさん参加していました。まず、野球をやるのに、バットやグローブ、ボール、プロテクター、ヘルメットなどの道具が多数必要であり、それを誰かが準備しているということ、それに気が付かない人も多いわけです。あるいは打ったらどちらに走ったらいいかも知らない人までいた。一度メンバーで、社内ミーティングをしてもよかったかもしれませんね。

いずれにせよ、K監督に頼り切り、皆でお客様になってしまったところが大いに反省すべきところです。

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