地方都市の楽器屋が「楽器屋」「小売店」という枠をITを使ってどうやって越えていこう。そんな日々をレポートします。

SNSでのトラブル実例

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こんにちは、私は、愛知県豊橋市で楽器店と楽器メーカーという仕事をしている、白井紀充と申します。

最近、興味深い出来事が起こりました。ある大型チェーンの楽器店さんの1店舗で、私がYouTubeで公開しているカホンという楽器の紹介動画を、無許可で店頭でDVDにして流しているという出来事があったのです。これを見たお客様がTwitterに写真をUP。その写真をみた大型チェーン店のスタッフさんが問題と感じ、本社に報告し、謝罪のメッセージを頂きました。

これは、本当に難しい問題で、私にとってどれだけマイナスな部分があるかと考えると、これと言って無いんです。DVDの冒頭で「こんにちはシライミュージックの白井としみつです。」と紹介しているわけですし、他店の店頭で当社の宣伝していただいているような状況です。

メーカーが作ったオフィシャルの商品説明動画より、私が作った動画の方が良いということでDVDにして頂いているのですから、感情としては嬉しくもあります。

Twitterでこの件に限っては、これで良いと発言しました。「しかし、それでは白井さんがフリー素材になってしまいます」という指摘。確かに、私が内容を考え実演して編集してという所に労力はかかっています。一般的な著作物に関する考え方も分かります。何が正解なのか、どう対応するのが良いのか考えました。

個人のFacebookでどうしたものか。と投稿したら。それを見た人が、私が企画しているオリジナルカホンの動画を流していると勘違い。今回のDVDで私が紹介しているのは他社製品なので、確かに問題ですね。という流れがありました。

なるほど、その手があるかと、思いついた着地点がこれです。

私は楽器メーカーでカホンも作っています。私が、そのお店専用でオリジナルカホンの動画を作って店頭で流し、この機会にオリジナルカホンも取り扱ってもらう。私の動画が流れている事を正規の方向にしてしまうという流れです。
メーカーとしてキートガッキという名前でやっているので、楽器店の名前を使わずに自然にプレゼンできますし、結果、SNSの写真を見て、炎上、謝罪の流れより、問題起こした人も起こされた人も、良くなって、見てる人も納得な方向に変わりました。
元々、取り扱いたいと考えている店員さんがいたようで、そこにも救われました。

今回、避けたかったのは、謝罪で終わること。世の中には「謝罪します。今後の活動を自粛します。」という流れもありますよね。謝罪で終わりって実は誰も得しない。このような事故が起こった時の対応として、まずは、引き分けを考える。事故が起こる前より、みんなが良いなと思う形を創造する。みんなが良かったねと思ってもらえるようにきちんと報告する。
この様な事故が起こるとどうしても「勝ち負け」の話になるのですが、「どう引き分けるか」いわゆる「WIN-WIN」とも違う「引き分ける」考え方を教えてもらっていて、その考え方が上手く作用した形だと思います。

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