Windows Phone 7 でできなくなったこと
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現在 Windows Mobile 6.5.3 が最新の Windows Phone OSとなっています。
ちなみに、Windows Phone は Microsoft のスマートフォンのブランド名で、Windows Mobile は OS名になります。厳密にOSというとCEになるのかもしれませんが。Windows Phone 7 からはブランド名とOS 名が統一されます。
話は戻って、現在の Windows Mobile 6.5.3 とは下位互換がなくなったわけですが、機能として何ができるようになったのか、ではなく、何が出来なくなったのかという点でまとめてみましょう。
- トップページの完全なデザイン変更
- ハブの追加(7の機能ですが)
- Win32 ネイティブアプリの実行
- アプリケーションの自由なインストール
- ファイルシステムへのアクセス
- レジストリシステムへのアクセス
- システムDBへのアクセス
- データベースエンジンの利用
- アプリケーション間連系
- 厳密な意味でのマルチタスク
- ファイルからのアプリケーションの起動
- 音楽、ビデオ、写真以外のファイルのPCからの転送
システムリソースへのアクセスが制限されているので、Windows Mobile のアプリケーション開発者が得意としていたPIMやシステムカスタマイズ系のアプリケーションは現状難しいでしょう。またファイルシステムもアクセスできないので、これまでのファイル中心のアプリケーションの考え方は変更する必要があります。
というように、これまでの Windows Mobile の開発者にとっては「あれもできない、これもできない、最悪!」と見えてしまいますが、一方 Silverlight の開発者から見たら一言「Silverlight 3+センサー」です。で完了します。
プラットフォームやアプリケーションの捉え方を変えるのが一番大事なのかもしれませんね。
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