オルタナティブ・ブログ > SAKURA CUBEの社長のヒトコマ >

なりたい自分になる為の備忘録。

メディアスパイラル

»

さて前回の続きです。

創業して、数ヶ月。まったく結果が出ずに不安だけが蓄積される毎日。ただただ必死に働いていた日々でしたが、たまたま運がよくラジオの取材が入りました。

スタッフ含め、私もラジオになんて出たことありません。しかも生放送。想像しただけで緊張で吐きそうでした。しかし、弊社が展開していたオリジナル漫画の製作サービスのサクラコミックスは今までにはない商品で認知がまったくないものでしたので、出演することにしました。

毎日、目の前の業務に追われ、視界が狭くなっていたような気もしますので、今までと全く違う仕事をして、気分を変える事で何か先が見えるような気もしました。

で、ラジオ本番。緊張のピーク。土壇場で逃げ出しました(笑)。同席していた営業のスタッフにメインをバトンタッチして、私はサポート的に参加しました。ほんの数十分で、何十時間も働く事より疲れました(何もしていないのに)。

唯一の救いは、営業のスタッフは目立ちたがり屋さんだった事。ラジオに出れて嬉しそうでした。

それからというもの(実は以前にも取材の依頼はあって、断っていたのですが)、積極的にメディアへの露出をしていきました。その甲斐もあってかラジオ・雑誌など多数のメディアからの取材依頼が殺到。3ヶ月後位(だったと思います)には、テレビの取材(ニュース番組)も入りました。

このニュース番組の放送は、私の誕生日だったので、とてもよく覚えています。ただ、相変わらず必死に働いていたので、放送時間は外に居ました。何度も留守番をしているスタッフに電話して状況を聞き、その反響に驚いていました。

メディアへの露出は、さらなる露出を生む。現在(2010.8.12)ではキー局は全て出演。出演したテレビ、ラジオ、雑誌などの正確な数は分からないほど。ついでにテレビ局関連の仕事も多数やらせてもらっています。

本当にごくごく小さいですが、一時期は社会現象のような状況だったのかな?と思います。一日に数回私達がテレビに出演している時もありましたから。あの島田紳助氏にレコメンドしてもらった事もありました。

そんなこんなで怒涛のメディアスパイラルは起こりました。

こんな経験今までのお勤め生活では絶対に経験できない。自分達がゼロから作ったものが、少しずつ評価されていく。全員、仕事が楽しくて仕方ないという状況。

楽しい事は何時間やっていても飽きないし、気が付くと凄い時間が経過している。相変わらずのハードワークです(本人達はハードに働いているという実感はなかったですが)。

私は経営者としては未熟極まりないのですが、ひとつだけコツというかやり方をつかんだのもこの時期でした。

それは、最初は長時間働く事。そして長時間働くには遊ぶように働く事。遊ぶように仕事が出来ればブラックなんて思わないんだと思います(長時間働く事を強制していませんので、あしからず)

さて、話を本筋に戻しますが、その後もまだまだ色々とあったのですが、(自己紹介の延長で)これ以上創業時の話をしてもツマラナイと思いますので、次回からはベンチャーの日々のヒトコマや漫画の話などしていきたいと思います。

追伸:明日はオルタナティブブログの定例に初めて参加します。皆さんよろしくお願い致します。

Comment(0)