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なりたい自分になる為の備忘録。

創業

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皆さん、こんにちは。サクラキューブの鳥海です。

さて、弊社は2008年の6月に創業しましたが、今回は創業準備から創業一ヶ月位のお話をしたいと思います。

前回お話したように会社を興し何を成すか?は決まりました。創業メンバーで十分に議論もしましたし、私達は皆30歳OVERで、ビジネス経験もそれなりです。たっぷりと準備をして、いよいよ出航という感じでした。

私は既に一度起業を経験しています。ただし創業メンバーではありますが、業務のみに集中する役回り(要するにC/Fを作る役回り)で、創業する時の準備については、ほぼ知識がありませんでした。(ちなみに今もその会社の取締役で、弊社の最も大切なパートナーというか同志です)

もちろん他の創業メンバーも同じです。

何もかもが手探りでした。

なので、まずは楽しいことから始めました。オフィス選び、会社の名前決め、名刺作りなど。

まずはオフィス選び。これは簡単に決まりました。私のマンションの一室。綺麗で素敵なオフィスをもつ必要性を感じなかったし、敷金・礼金を出す余裕もありません。

次に会社の名前。これも割と簡単に決まりました。漫画を事業にするので最初からいつかは世界で勝負するんだ!と思っていたので、日本っぽい単語を使いたかった。忍者、富士、芸者。。。色々と探しているうちに桜が浮かびました。あとはドメインが取れるかどうか?だけ。

創業メンバーは3人でしたので、CUBEを後ろにつけました。立方体=3次元って感じで、3を無理やり入れて「SAKURA CUBE」。ドメインも問題なく取れました。

はい、決定。

次に名刺作り。これもお金をかけてデザイナーさんに作ってもらう必要性を感じることが出来ずに私が作りました。ちなみにそのデザインは今も使っています。

 

初めて名刺が出来た時には、なんだか後には引けなくなったな。と実感したのを覚えています。

他に面倒な登記なども、なんとか終わらせて(ここの話はつまらないので割愛)いよいよスタート。皆、期待に胸を膨らませています。

しかし、イキナリのトラブル。

当面のC/Fを支える予定だった受託開発の案件がことごとく失注してしまいました。始める前にほぼ受注している案件でそれなりの金額を見込んでいたのですが、例のサブプライムの問題などで景気は下降まっしぐらって感じ。

焦りました。あれは今思い出しても、ゾッとします。

夏の暑い時期に私は毎日外回り。帰ってきてからは会社のHPを作り、コミックスのHPを作る。出来ることから始めました。他の創業メンバーはコミックスのワークフローを書いたり、ひたすらにテレアポをしたり。

今と同じようにひたすらに働きましたが、まったく結果が出ず、毎日不安だけが蓄積される。そんな毎日でした。でも、皆楽しく仕事をしていたように思います。

何を成すにしても自分が楽しいと思えなければ、何の意味もない。楽しいから続けられるし楽しいから、一生懸命になれて、運も向いてくる。

その運が舞い込みます。

なんとラジオ取材の依頼がありました。はじめての事ですし、こちらから積極的なメディアへの売り込みをしたわけではありません。完全に運が良かったといえるでしょう。

これまでに売上げはゼロ。(厳密にはご祝儀注文があったのですが)
これを機会に何か変わるかも知れない。そんな淡い期待をしていました。

今日は、この辺で。
次回は怒涛のメディアスパイラルについてお話したいと思います。

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