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モルガンスタンレーから12月15日に発表された 「Mobile Internet Report」からの抜粋第三報を。
今回は4つの通信技術という側面から見たモバイル・インターネットの今と進化像をまとめてみたい。

ちなみに第一報,第二報を含む記事はこちら
アプリが早くも2万本を超えたAndroid。iPhoneとの多面的な比較分析 (2009/12/16)
5分でわかるモバイル・インターネットの今と未来 ~ 端末編 (2009/12/23)

 
まずモバイル・インターネットの基礎となる通信技術のオーバービューから。

端末を基点として,約10メートル以内のBluetooth,150メートル以内のWi-Fi(無線LAN),約16km以内の3G(第三世代移動体通信システム),そしてGPS(全地球測位システム)の4通信技術の組み合わせがモバイル・インターネットのコミュニケーションとコンテンツを生み出している。

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では近いほうから順にみてゆこう。

まずBluetoothがコネクトするものは,キーボード・ゲームコントローラー・イヤホン・プリンター・デジタルカメラなどの周辺機器が中心だが,10メートル以内に接近した他のコンピュータやMP3プレイヤーとのデータ交換等にも利用できる。通信速度はWi-Fiと比較すると低速で,現在は最大1Mbpsだ。最近のテレビCMで3台のiPhoneの間を玉が行き来するゲームが紹介されているが,まさにアレはBluetoothによるものだ。障害物をはさんでも通信できる点がIrDA(赤外線)に対する優位な点だ。

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そしてWi-Fiはおなじみ無線LANだ。異なるコンピュータ間を結ぶワイヤレス通信方式として最もメジャーなもので,現在の主流はiPhone3GSやDroidなどに搭載されているIEEE802.11g(最大54MB)だが,噂のNexusOneではIEEE802.11n(最大600MB)まで高速化される見込みだ。他のPCやモバイル端末のみならず,近い将来,家の中のさまざまな家電製品がWi-Fiでワイヤレス接続されるようになるだろう。

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次のチャートは,iPhoneユーザーのWi-Fi利用に関する興味深いデータだ。

・ iPhoneの42%,iPodTouchの100%はWi-Fi通信を利用している。
 (iPhoneの場合,職場や家などWi-Fiがあるところでは移動体通信ではなくWi-Fiが自動選択される)
・ iPhoneユーザーは70%の時間はWi-Fiが利用可能な場所にいる。

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続いて本命である第三世代移動体通信システムについて,その特徴を第二世代と比較したものが次のチャートだ。

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そして我々にとっては驚くべきことだが,実は日本は世界でも圧倒的な3G普及率を誇っているのだ。日本の3G普及率が87%であるのに対して,米国は37%,ドイツは20%,世界平均はなんと11%に過ぎないことがわかる。

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その結果,移動体通信インフラとしては,北米ないし欧州と比較して,日本は4年も進んでいると見られている。端末ではiPhone,Androidに大きく先を越された感のある日本の携帯産業だが,通信インフラでは圧倒的な先行メリットがあることを自覚し,それを利用したサービス/コンテンツで世界をリードすることを考えるべきだろう。

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そしていよいよ来年に登場予定なのがLTE(第3.9世代ないし第4世代といわれている)だ。これは100Mbpsという有線並みの通信速度を持つ移動体通信方式で,このレベルになると,有線/無線LAN/移動体通信いずれの環境でも通常コンテンツであれば体感速度がほとんど変わらないようになるだろう。

来年度はスマートフォンの解像度が現iPhone3GSの480*320から,DroidやNexusOnekの800*480レベルに移行する。またデータ入力方式として音声認識が標準装備となる日も近い。そうなると通信回線・画面解像度・データ入力というモバイルの弱点がそろって克服されることになり,2011年あたりからモバイルへのトラフィック・シフトが加速する可能性は高い。

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さて最後に最も注目されるGPSを利用した位置情報サービスを見ていこう。

まずGPSに対応したチップセット数を見ると,2008年時点で4.21億台,うち携帯/スマートフォンへの搭載が60%強の2.55億台となっている。そして2012年にはGPS対応機器は10億台に近づくレベルまで普及すると予想されている。

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それにより,実に多様な位置情報サービスが創出されると考えられており,ベンチャーキャピタル・マネーが最も多く流れ込んでいるビジネス・エリアのひとつとなっている。

次のチャートでは典型的な位置情報サービスとして,不動産情報,レストラン情報,地図情報,エアタグ情報などがピックアップされている。

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このような通信インフラの充実により,携帯電話は音声通信からデータ通信の比重が日に日に高まっている。例えば,一般的な携帯電話では電話利用が70%なのに対して,iPhoneでは電話利用は45%に過ぎないことがわかる。

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そしてもうひとつの大きな流れとして,データ自体が端末サイドではなく,サーバサイドに保管される,いわゆるクラウド化が大きくすすんでいくと考えられている。例えば次の図はクラウドの主要プレイヤーをあらわしてものだが,その分野は「音楽」「ビデオ」「アプリ/文書」「写真」,さらにはソーシャルネットワーキングの多様なUGCやプロシェッショナル・コンテンツまでクラウドが波及してゆくと考えられている。

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【関連記事】
アプリが早くも2万本を超えたAndroid。iPhoneとの多面的な比較分析 (2009/12/16)
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コメント
noname 2009/12/25 16:07

5分では読み終わらないですよね


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