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【書評】『Twitter革命』 ~ 今、ツイッターの時代に何をするべきか?

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明日11月18日,新たなTwitter関連書籍が発売されます。

Twitter創世記からのパワーユーザーであり,ITジャーナリストとして活躍されている神田敏晶さんの『Twitter革命』です。
オルタナブログの大先輩でもありますね。

発売に先立ち配本いただきましたので,感謝とともに感想を書かせていただきます。


この本では,Twitterを一過性のブームではなく,「人と人とをフラットにつなげ,行動を変えていく革命的なコミュニケーションツール」としてとらえています。

その上で,Twitter成長の軌跡や機能的特性に触れた後に,メディア革命,ビジネス革命,さらにその先にあるものと,ITに詳しくない方にもわかりやすい語り口ですすみます。

ツイッターのタイムラインに表れるのは,今,この瞬間に「自分の側から見える社会」,つまり一人一人が自分を中心とした社会を持っているという世界観だ。同じ社会に生きていても,ツイッターを通して見ると社会の姿がカレイドスコープ(万華鏡)のように違って見える。また,時間が経ち,新しいツイートが次々と追加されていき,決して同じ姿にとどまっていることはない。過去へのこだわりのない世界観だ。  (本著より抜粋。一部編集)

東洋思想にも通じるような神田さんのTwitterへの洞察はとても新鮮でした。

また内容として特徴的なのは,ご自身が2007年参議院選挙で東京都から無所属立候補された経験に基づき,政治活用におけるツイッターの有用性や具体的活用法を書かれているところ。来年度の参院選ではインターネットが解禁されるとの噂もある中,政治関係の方,必携の書ではないでしょうか?

前回書評させていただいた小林啓倫さんもそうですが,実は神田さんともツイッターでお話させていただいた間柄です。ツイッターの本質は「人と人とをつなげ,行動をかえていく」ことにあると着眼,私も全く同感です。

時間や場所の制約のあるリアル空間を超え,興味や志を同じくする多くの方とフランクに知りあえるツイッターの素晴らしさは体験しないと理解できません。

逆にツイッターの本質は対話のツールであり,それを体感・理解することなしでビジネスやマーケティングへの活用しようと考えるのはとても危険なこと。そんな神田さんの慧眼に,私はとても共感しています。


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