【速報】米国発調査結果。ソーシャルメディアは女性が支配している
10月4日の Mashable記事から。
実に興味深いデータだ。Google Ad Plannerの推測データからの情報だが,ソーシャルメディアは女性が圧倒的にリードしていることがわかる。
男女がイーブンなのは,わずかに LinkedIn,YouTubeなど4サイトに過ぎず,Facebook,Twitter,Myspaceなど12サイトは軒並み女性比率が多くなっている。
LinkedInは転職のための実務用途,YouTubeは動画閲覧のコンテンツサイトという,実用的な色合いが強い。一方,ユーザー同士の会話や交流を主体とする,よりソーシャルなサイトでは女性がリードしている結果と読み取れる。
例えば,オフィス・ランチを例にあげても,一人で食べることが苦にならない男性に比べ,女性は友達で連れ立つことが多い。男性は「食べる」ことが主目的だが,女性にとって昼休みは「おしゃべりする」ことが「食べる」ことと同じぐらい大切なためだ。
ソーシャルメディアが普及し,成熟するにつれて,女性がこのメディアをリードするのは必然とも言えよう。
では,日本のソーシャルメディアはどうなのか?
最新の媒体資料によると,それぞれの女性率は次のようになっている。
- mixi 女性比率 54%
- GREE 女性比率 47%
- モバゲー 女性比率 42%
米国と異なり,日本は携帯が主役である違いがあるが,この分布を見ると,ゲームコンテンツ色が強いほど男性比率が高く,コミュニティ比率が高いほど女性が高い傾向があるように推測される。
なお,男女比等を含むこれら三媒体の分析についてはこちらを参考にしてほしい。
■ 【2009年8月最新版】 直近決算発表に基づく mixi,モバゲー,GREE の業績比較。明暗を分けた要因の分析
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