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iOS6の新機能を勝手に予測してみた

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昨日のエントリでiPhone5の発売に向けた「ワクワク」が高まってると書いた。

最後にiOS6に含まれるであろう新機能を書いてみたのだが、
せっかくの機会なのでもう少し考えてみた。

自分で、スマートホンプラットフォームを作る、なんてことを真剣に考えたことは今まで無かったが、iOSを設計する、という立場で考えてみると、違うものが見えてくる。設計者たちは、新しい世界を作るつもりで開発してるに違いない。

まず、前提となる環境を考えてみよう

 ・世界で数億人が利用するデバイス
 ・iPhone がメインだが、 iPad / iPod touch でも共通的に利用
 ・画面サイズが変化しつつある(iPhone5)
 ・通信が高速化(4G)
 ・ソーシャルネットの進展(Facebook)
 ・位置情報ビジネスの発展(FourSquare, Shopkick)
 ・リアルとの連携(o2o?)

うーん。やはり昨日の予想どおり、ソーシャル&ロケーションは外せない。Facebook 等のソーシャルプラットフォームとの接続がOSの機能に入る可能性はとても高いと思われる。さらに、ロケーション系も確実にAPIが増えると思われる。フェンス系(ある場所に近づいたら通知)といったサービスに対応できるような機能が導入されるかもしれない。
 
また、次なるデバイス(画面サイズの変更)などを考えると、
現在の疑似マルチタスクをもう1歩めても良さそうだ。たとえば、2つのアプリを同時に表示可能にする、などの機能だ。もちろん、画面の更新が行えるのは、1つのアプリだけに限定したり、アクティブではないアプリは、パフォーマンスを落とす必要があるかもしれない。しかし、複数アプリの同時起動によって生まれる可能性はいろいろとあるはずだ。

もしかしたら、一般のアプリの同時起動ではなく、ウィジェットのような、サポート的アプリの導入の可能性もある。すでに MacOS X では、Dashboardのウィジェットが導入されているが、これと同じようなコンセプトが登場する可能性も高い。Androidでも、すでにあるので、こちらのほうが確度は高い。

つまり、これは、iPhone/iPad用のウィジェットアプリの市場が新しくできる、ということでもある。他のアプリと連携する、って機能を想像するだけでワクワクする。この分野で最も可能性が高いのが、TwitterやFacebookとの連携であろう。他にもDropboxやEvernoteなども便利そうだ。

書き出したらいろいろと思いついてしまった。
ちょっとまとめきれないので、続きはまた次回としたい。

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