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Web学会とは

今回、はじめて第1回のシンポジウムを開催するウェブ学会。「世界に影響を与えるウェブ研究を行う」にはどうすればよいか、「世界に影響を与えるビジネスを生み出す」にはどうすればよいかを多様な人々で議論し、「学術に軸足をおいた相互交流の機会を提供し、世界に影響を与えるウェブ研究・ウェブビジネスを継続的に生み出す場となること」を目的として設立された。12月7日に東京大学安田講堂で開催された第1回シンポジウムのプログラム等の詳細は、公式HP を参照されたい。

さて、事前の参加者申込みが1000人を超えて締め切られた、とのことで、 日本で開かれるWeb関係のイベントとしては、最大規模であるのは間違いないといえよう。

プログラムを見てわかるように、政治家や哲学者から、研究者まで、様々な分野の専門家が参加しており、幅広い話題が取り上げられていることがわかる。

では内容は?

シンポジウムの内容は、Ustreamで中継され、Twitter上では公式タグ(#webgakkai)が活用された。(Ustream上のビデオアーカイブはこちらから ) Ustream経由での視聴者は同時に2000人を超えた時もあったようで、のべ5000人以上が参加したイベントとなった。

Twitterのログについてもまとめが何か所で行われており、 ここ が網羅的である。

また、ニュース記事としても、

などがすでに書かれている。 個人的には、大変刺激的であったので、みなさんにも、ぜひ機会があれば、プログラムを見て、興味ある講演のアーカイブを視聴していただきたい。

ただし、実は、個人的には、後半に示すように生で参加したのはホンの一部で、Ustream/Twitter経由で参加・視聴した部分が多い。非常におおざっぱな感想で申し訳ないが、

  • Webを対象とする範囲は幅広い (あたりまえ)
  • 多様な立場・観点からの講演は大変に興味深く、刺激度高い
  • 登壇者がおおむね若い!(1970年代生まれ多し)
  • Twitterはリアルタイム性の高い新しいコミュニケーションメディア
  • ただし話者によって講演の粒度・対象レベルがバラバラ

といった印象を受けた。個別の講演・パネルへの感想は、また機会があれば書いてみたい。

さて、以下では、河口の個人的なTwitter経由でのウェブ学会への参加記録を紹介する。(実は、以下の部分が書きたかった。)

Twitterを使って参加確認

実は、ウェブ学会の当日、私は東京で別件の予定があり、予定終了時間を考えるとウェブ学会への参加は難しいと思っていた。

当日、用件が終わると17:00すぎ。ウェブ学会シンポはあと1時間だけとなっていた。 しかし、Ustream/Twitter上での盛り上がりを目の当りにし、このイベントにはどうしても参加したい。 そこで、Twitter 上で、「今から東大行ったら入れます?#webgakkai」と聞いたところ、 すぐに、複数の方から「入れそう」という返答をTwitter経由で頂いた。

こういった、不特定多数相手の質問が有効に働くのもTwitterならではだろう。さっそく会場に向かわせていただいた。

ネット経由と生の違い

さて、私は最後のセッションの、しかも途中からの参加であったが、十分にWeb学会の雰囲気を満喫した。前述のように、ウェブ学会シンポジウムそのものはUstreamで中継され、アーカイブされているので、いつでも見ることができる。

そのため、生で見る必要はないと思われるかもしれない。 しかし、現時点の技術では、本当の会場の「生の雰囲気」は現地に行かないと十分に伝わらない。1000人以上入る安田講堂の中での講演やパネルに食い入るように見入る聴衆の雰囲気はなかなか得難いものであった。

さらに、懇親会は、UstreamやTwitter経由では参加できない。実は現実のコミュニケーションでは、 これが重要だったりする。 だから、ついつい現地に行きたくなってしまうわけだ。おかげさまで、懇親会では、生で講演者のみなさんと 接することができ、有意義な時間を過ごすことができた。

最後のパネルは実況参加

せっかく会場に行けたので、積極的に参加してみようと考え、最後のパネルは実況参加してみることに した。 ちなみに、河口のWeb学会でのTwitter発言/実況は ここ で一覧を見ることがでる。(Twilog は便利である。ありがたい。)

なお、ウェブ学会の質問はTwitterのみで受け付け、という 普通の人(?)には厳しい取組みもあった。質問時間が限られ、多数の人が参加している場合には有効であろう。 ただし、Twitterのハッシュタグ検索は遅延が大きいので、リアルタイム性を求めるには別の手段が必要になるかもしれない。

今後への期待

今回のウェブ学会の試みは、幅広い人を集め、大成功であったといえよう。企画された皆様に本当に感謝したいと思う。ただ、第1回が面白かったからといって次回以降が同様に成功するとは限らない。次回以降も、ぜひ初回に負けぬエネルギーを保ちつづけて頂きたい。

nkawa

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河口 信夫

河口 信夫

研究と実践の両立をモットーとする名古屋大学大学院工学研究科 教授。大学発ベンチャー有限会社ユビグラフのCTOを兼務。

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