iPadは人生にイノベーションをもたらすか

iPadは私の人生にどのようなイノベーションをもたらすだろう・・・？

と、ちょっと大げさだが、私が何かを購入する際に拠り所にしている重要な質問を自問自答してはや2か月半。ついに解を見いだせぬまま、本日カチカチ、と予約をしてしまいました。３２GBモデルを。

つまり、考えて、人から聞いても、結局わからずじまい。ならば、いつまでも机上で議論するのはやめて、自分で探してみよう、となったわけです。

もともとは、これが新聞という紙媒体の代替になるなら、毎朝家族にわざわざ階下に取りに行ってもらうのはやめて、「起きたらすぐニュース」を軽やかに実行できる環境が整うはずだ、とわくわくしていたわけです。ところが、日経Web刊の紙面ビューワーを見るために必要なFlashにアップルは未対応ということで、あの紙面構成感を味わいながらの購読が現状できません。

「新聞が電子化する」というのは、コンテンツというソフトのデリバリーだけではなく、「紙で読む感」をどこまで電子化するか、という、習慣やカルチャーへのチャレンジでもあったと理解しています。もちろん、すでに産経新聞がこの紙面ビュワーを使えるように実現していますが、たまたまですが、私の読みたいのは日経新聞だったのです。

さて、イノベーションという目的を見失った後、私は右往左往しました。ハードウェアとしては充分魅力的だが、それ目当てでは1カ月で飽きる。ソフトやコミュニティなどを含めて、どのような可能性があるのか。

Twitterで意見を募集してみたところ、貴重なコメントを多数いただきました。小型のPCとして捉えている方や、iPhone（またはiPodTouch）の大型版とおっしゃる方、電子ブックリーダーだ、ゲーム機だ云々。

それらはとても重要な視点でしたが、既にPCは持っているし（しかも3台も）、携帯電話もiPhone含めて充分ですし、じゃあ、さらなるIT道具が必要なのかというと、そうではなかったのです。

いくら考えても、答えは出ません。自ら探し求めることをしなければ、それは出てこない、と思ったわけです。

＊ところで、アリスのコンテンツを見て、飛び出す絵本（PopUpBook）の電子版としての活用には注目しています。新たな知育の道筋ができそうな予感はしています。