イノベーションは不確実性を武器に・・・先日の言葉がどうにも忘れられません。

つぶやき・・・PR2.0の推進に当たって、どれほどの議論を尽くしても、安全で確実なことを申し上げることはできません。しかし、エンタープライズ2.0という、生産性と、収益力が飛躍的に高い企業になるという大きなイノベーションを目指すとしたら、不確実であることをわかっていても、果敢に挑戦していく姿勢が必要だと、そのように思い始めています。

先日、社内でPR2.0に関連して打ち合わせを行い、また、プレゼンテーションをする機会がありました。こうしたことが、コミュニケーションを手段とした、知の集合による生産行為であるとしたら、もっと可視化して、共有することで課題の整理や分析、戦略立案から実行に至るまでのインテリジェントなプロセスをもっと早く、そして反復可能なものにできるのではないか。そんなことを考え始めています。

私たちは(実験的に)PR2.0の目的を、「コミュニケーションを可視化すること」と定義しました。コミュニケーションを可視化することで、今何が起きていて、何が必要なのか、という、経営イノベーションに必要な情報を即座に得ることが可能になります。

コミュニケーションを可視化するためには、発信者と受信者によるインタラクティブなやり取りが、記録され、分析可能であることが必須です。旧来の方法では、統計を用いた定量調査と、定性調査である程度の観測が可能です。しかし、時間がかかりますし、これらを経営やITの変革に結び付けるには膨大な作業が必要でしょう。PR2.0は、コミュニケーションの可視化のスピードを加速する、経営視点でのソリューションであると考えはじめています。

さて、日本のPRチームでディスカッションしている間にこのインタラクティブなやり取りを支える3要素(イニシアティブと言ったほうがいいかもしれません)が、“エウリカユリイカ!”(発音 ju(э)ri':kэ)※とひらめいたのです。それは、

  • 広げて
  • 増やして
  • 繋げる

広げて=ステイクホルダーの幅:企業のステイクホルダーは多様化しています。多様化するステイクホルダーにPeer2Peer(個別)に働きかけをしていてはリソースがいくらあっても足りません。また、ブロードキャスト型の情報発信では、発信者は広がりますが、多くの受信者の声を聞くことはできません。

増やして=ステイクホルダーの数:コミュニケーションの対象を増やすこと。従来の狭い範囲への情報提供ではなく、地域を越え、セグメントを越えて、圧倒的な数の人々へ働きかけることが可能です。

繋げる=ステイクホルダーが繋がる:旧来は発信者と受信者、という二層の関係でした。しかし、PR2.0では、横に縦に、斜めにと、受信者が発信者になり、また受信者になり・・・このサイクルを永遠に繰り返します。インタラクティブなコミュニケーション同士が繋がって、また別の知を生み出す。

先は長いですが、少し光が見えてきた気がします。

※ressenti-manさんより、日本語表記は「ユリイカかエウレカあるいはヘウレーカ」であるとご指摘をいただきました。ありがとうございました。カタカナでの一般的な表記を調べず、記載してしまっていた点、お詫びいたします。(2008年9月17日)

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玉川岳郎

玉川岳郎

日本オラクル広報室長。
「ニュータイプになろう!」と、広報の枠を超えた様々な試行錯誤で縁ジョイ・ライフ。
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