オルタナティブ・ブログ > 成迫剛志の『ICT幸福論』 >

”情報通信テクノロジは人々を幸せにする”を信条に、IT業界やアジア・中国を見つめていきます。

自分が老害になっていないか確認する12の項目

»

様々な組織の様々な方々とお会いしていると、変革の時代における組織や人材についての悩みを聞く機会が少なくない。 特に、新しい取り組みをするにあたって、"老害" とか "Fozen Middle" とか言われる人たちがいるために、物事が進まない、ということもあるようだ。

自分がそうなっていないか確認する目的で、リアルやSNS上で "老害では?" と感じる行動を洗い出して、反面教師的にリストアップしてみた。 客観的に自分の行動と照らしてみると、該当していそうな項目もある。 何事もバランスの問題ではあるが、気をつけようと思う。

【老害になっていないか確認する12のチェックリスト】

  1. 自分の価値観での評価に偏りがちであり、反対意見を聴くことが少ない。他人の話を遮って持論を長々と語ってしまう。

  2. 評論家的なポジショントークが多くなり、具体的なActivityについて自ら手を染めることが少ない。

  3. 他人の意見に対して、まず否定的なことを言ってしまう。ただし、著名人の意見には絶賛しがちである。

  4. 現在の事象を、過去の事象の再来として扱うことを好み、過去の経験の枠から離れた思考をすることができない。

  5. 本質の議論ではなく、議論のすり替えを行うことで自分が議論に負けないようにすることがある。

  6. ネガティブなニュースに対して、自分は以前から"そう思っていた"、"最初からそう言っていた"と言ってしまうこと、発信してしまうことが少なくない。

  7. 苦労なき成果を認めることができない。結果よりもプロセスを重視しがちである。

  8. 現場離れした原理主義的な発言が多くなり、現場の面々から鬱陶しく思われていることに気づけない。

  9. 多忙を理由に約束や時間にルーズになりがちである。

  10. 肯定派の中でちやほやされることを好み、否定派との交流を持つことを避けがちである。

  11. 外部との交流を重視し、内部の状況把握やヒアリングを疎かにしがち。ゆえに、外部の知見を内部に持ち込めず、また内部の本当の困りごとを理解できていない。

  12. 直接または間接的に所属している組織に関してネガティブなことを外部で言ってしまう。内部で指摘したり、改善したりしていないにもかかわらず、何故か外で毒を吐いてしまう。

如何でしょうか? 3つ以上該当するようだと、既にあなたも "老害予備軍" なのかもしれません。

(facebookでご意見いただいたみなさま、ありがとうございます。 一部はチェックリストに反映させていただきました。)

Comment(0)